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アレイダ・ゲバラさんの講演に行ってきた

2008年05月29日



キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの娘で医師のアレイダ・ゲバラさんが初来日・来沖し、先週土曜(24日)午後、「医療先進国キューバの知られざる素顔と父チェ・ゲバラを語る」の演題で講演をするというので、那覇市のパレット市民劇場にやってきました。


キューバは、南北アメリカ大陸の真ん中にある小さな島国で、アメリカ大陸で唯一の社会主義国です。


過去にアメリカと何回も対立を繰り返しているので、キューバといえば、日本ではどちらかというとフィデル・カストロの方が(アメリカにさんざん悪者扱いされたせいで)よく知られていますが、ヨーロッパや南米では、チェ・ゲバラの生涯と思想は西側の若者や革命を目指す者たちに熱狂的にもてはやされ、その写真は1960年代の後半頃からTシャツやポスターに印刷されるシンボルになっています。



世界的に有名なチェ・ゲバラの肖像。


日本でもTシャツなどが売っているので、名前は知らなくても、
この顔は見たことあるという人は多いと思います。


南米の大学では、現在でもゲリラ時代のチェの顔を描いた大きな垂れ幕を掲げているところがあるし、ヨーロッパのサッカースタジアムでは、ゴール裏のファンが、ゲートフラッグにゲバラの顔を描いたものを掲げていることもよくあります。


日本では、それをマネして、浦和レッズのサポーターが
ゲバラの旗を振っていたりしますね。


カストロに「堅固な意志と不断の実行力を備えた真の革命家」と評されるゲバラ。実際に誰よりもよく行動し、革命達成後も喘息を抱える身でありながら寝食を忘れて公務と勉学に励んだといいます。


日本のクソ政治家どもに爪の垢を煎じて
飲ませてやりたいです。

もう故人ですが。



他にもジャン=ポール・サルトルから「20世紀で最も完璧な人間」
と称され、

「世界で一番格好良い男」ジョン・レノンに言われている程の
人物なのです。


一部の人間だけが富を独占したり、国民を抑圧したりするような国の政府から、貧困層を救うために革命家が立ち上がるわけですが、政府のやっている事が良かろうと悪かろうと、革命家は「反体制勢力」として「テロリスト」扱いされてしまいます。


ゲバラも同様に政府軍に捕えられ、1967年10月9日、
39歳という若さで、銃殺により処刑されてしまいます。



銃殺される時、自分を射殺することを躊躇(ちゅうちょ)する兵士に向かって、
「落ち着け、そしてよく狙え。
お前はこれから一人の人間を殺すのだ。」

と言い、それがゲバラの最後の言葉と言われています。
すごい人生ですね。


今年はキューバ革命から50年目。
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの生誕80年にあたるそうです。


この記念すべき年に、チェ・ゲバラの長女アレイダ・ゲバラさんが、初来日し、
約2週間の滞在で、日本各地で講演を開催することになったそうです。


約2週間という短い滞在なので、アレイダ・ゲバラさんが講演をしたのは行った順から
広島・東京・大阪・神戸・那覇の5都市のみ。


特にアレイダさんが強く希望したのは広島で、
「ヒロシマを見なくては日本に行ったことにはならない」と
父チェ・ゲバラに言われていたそうです。


チェ・ゲバラは革命成功後の昭和34年7月に広島を訪れたことがあり、原爆の悲惨な被害を目にして「平和のためにより良い闘いをするには、ヒロシマを見なくては」と書いた絵はがきをキューバに送った事があるそうです。


たった5都市の中に沖縄を選んでくれたのは光栄ですね。


さて、その父のDNAを受け継ぐアレイダさんは、父チェ・ゲバラと同じく医師(小児科医)で(チェ・ゲバラはもともとお医者さんでした)、ハバナの小児病院に勤務するかたわら、現在はキューバ親善大使も務め、父親ゆずりの行動力でラテンアメリカやアフリカを飛び回って、子供たちの医療活動などを行っています。




また自らジャーナリストとして、ベネズエラのチャベス大統領にインタビューしたり、昨年上映されたマイケル・ムーア監督作品『シッコ』でもキューバ医師としてインタビュー出演するなどの活躍もしています。


こうしたキューバの医療を通じた国際的人道支援活動や、キューバ国内の先進的な医療が、今や世界的な注目を浴びています。


余談ですが、マイケル・ムーア監督の映画『シッコ』は見た方がいいですよ。
「シッコ (sicko)」とは、「病人」「狂人」「変人」などを揶揄(やゆ)する英語のスラングなんですが、日本語だと、なんか「尿」をイメージしてしまうようなタイトルだし、アメリカ政府の妨害も影響して、日本ではあまりウケませんでしたけど。
アレイダさんはちょっとしか出てきませんが、すごく考えさせられる映画です。


沖縄県民は基地のせいで、それほどでもないですが、日本人の若者の中には、無意味にアメリカに憧れ、アメリカ移住をサクセスストーリーのように考えてる人がいますが、この映画を見ると、いかにアメリカが胡散(うさん)臭い国なのかが解り、行く気がなくなりますよ。中国ほどではないですけど。


あまりにもアメリカの、胡散臭い部分を暴露しているので、上映に当たって、アメリカ政府や大手生命保険会社からかなり妨害を受けたそうです。




アレイダさんは沖縄でも大人気で、定員約四百人のパレット市民劇場は超満員。 会場には立ち見客も含め会場の外まで人が溢れてしまいました。予想外の人気に、主催者側は「もっと広い会場にするべきだった」と困惑顔でした。


キューバは1902年までスペインの植民地だったので、公用語はスペイン語です。
従って、アレイダさんの講演にはスペイン語の通訳がつきます。


アレイダさんは強い心で熱く語る人でした。
たった一人の人間ができることはそれほどないが、世の中を変えたいと思う人たちが尊重し合い、力を携えていくことが大事」とし、社会の変革には連帯と団結が必要だと語りました。




キューバは社会主義国であり、日本とは国情が違うことを前置きした上で、国民の医療費が無料で病気の予防に力を入れているキューバの医療事情を紹介し、
医療はそこに住んでいる人の権利。わたしたちの夢は医療制度が社会すべてをカバーできるようにすること」と話し、キューバでは工場や学校にもすべて医師を配置していることや、乳児や妊産婦検診などに力を入れていることを説明しました。


南米諸国をアメリカの搾取から解放し、平等な社会を実現させたいという父の理想と活動について「本当の革命は愛に基づいていなければならないし、父はそのことを実践したと思う」と説明。現在の南米諸国の現状について「ボリビアは南米で初めて先住民の大統領を誕生させ、わたしたちにとって勝利と希望だ」と語り、
他国からの圧力ではなく、
自己決定できる政府の大切さを訴えました。



アレイダさんは、キューバが苦境に立たされている時期に周辺の国に助けられたことから、今は医療などで国際協力を積極的に行っている現状を説明。
「お互いを尊重し、助け合いが必要」と語りました。


沖縄の「ゆいまーる」の精神に似ていますね。


最近の例として、ウルグアイにワクチン100万個を送ったことや緑内障の手術をラテンアメリカ諸国で200万人に施し、今後は1,000万人まで増やす計画があることなどを話しました。


「私たちはお金はないが、
何かしたい気持ちは十分に
持っている」

と、世界の国々と連帯するために行動することの重要性を力説しました。


キューバは日本に比べると明らかに貧民国です。


アレイダさんは、
「こんなに貧乏な
キューバに出来る事が、
なぜ日本ではお金が足りなくなるのでしょう?」

と言っていました。


また、貧しい人たちへの医療活動の中で、南米の先住民族から多くの知恵を得てきたことも紹介。患者との接し方や伝統的な医療を学び、キューバでは出産の時に分娩台を使わず、産婦に無理がないようにしゃがんだり四つんばいの姿勢を導入したり、人工乳ではなく母乳を勧めている現状なども紹介。日本の伝統医療にも関心を示しました。


アレイダさんは那覇に来る前に、地域医療が見たいと宮古島を訪れて、
現地の診療所で、「伝統医療が全くない」と驚いたそうです。


父チェ氏については、
「最後に会ったのは5歳の時。当時、父はキューバにいることは秘密にされ、父の友人と教えられた。しかし、抱き締められた時に守ってくれる特別な感じを持ち、自然にこの人が父だとわかった。私には親に深く愛された感覚があり、それは素晴らしいことだ」と数少ない父との触れ合いを振り返り、子供は親に深く愛される経験が必要、と話しました。


アレイダさんは実の娘として父チェ・ゲバラと比較されることが多いため、
「大切なのはチェの娘であることではなく、キューバの娘であることです。父親であるチェが歴史的に偉大な人であったとしても、娘の私がそうであると限りません。
人の偉大さは
『社会的にどれだけ役に立てるか』
にかかっています。

私は母国キューバのお陰で社会に少しでも役に立てることが出来ています。」
と言っています。


父の死については「父の死を嘆くのではなく、より良い世界のために戦った彼の意思、共感できる彼の哲学を受け継いで、実効することにより、彼は人々の中で生き続けます。だから人を助けるために、私に出来ることをやる、そうすることにより父は自分の中で行き続けます」と答えました。


キューバは、貧しい国ですが、貧しいのはアメリカが経済制裁や軍事介入などでさんざんイジメ続けたせいで、アレイダさんの話を聞く限り、社会主義国としては比較的成功しているように感じます。


貧しい国ですが、みんな貧しいので格差なんかないし、
お互い助け合っているので、あまり不満はないようです。


アメリカのマネばかりして
自己破産状態の日本とは
全く逆ですね。



アダム・スミスマルクスを出すと、話が難しくなるのでやめときますが、
資本主義も社会主義も、もともとは平民に平等な考え方だったのです。


そこに一部の富を独占するような連中が現れるから、制度が崩れ、格差が生まれ、
ついには国が崩壊してしまうのです。


たまたま社会主義が先に
崩壊しただけで、
「富裕層」がいる限り、
資本主義も同じ道をたどると
思います。



英シンクタンクnefによる、178の国や地域を平均寿命や生活満足度などで評価したHPI(Happy Planet Index=幸福度指数)では、1位はバヌアツ(南太平洋)で、キューバは6位、中国が31位、日本は95位となっています。ちなみにアメリカは150位です(笑)。(2005年度統計)


アレイダさんの心の暖かい人でした。彼女の言葉を聴きながら、本当に暖かな温もりに包まれる感じでした。自然に人が集まるようなカリスマ性を感じましたね。


最近の日本には、こういう人がいなくなったと思います。


一部の人間だけが富を独占したり、国民を抑圧したりするような国の政府から、
貧困層を救うために革命家が立ち上がります。


今の日本は、革命家が立ち上がりそうな状況になっていますよね。

 


Posted by 相方さん at 23:00Comments(0)政治

異様に高い公務員の給料

2008年05月24日



「医療、介護を含めて増大する社会保障全体の財源を確保するには、将来的には消費税増税が不可避。最低でも3.5%の引き上げが必要」


などと、道路貴族どもが寝言をほざいている今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。


有名な、日本国憲法の前文の一部には、


「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

とあり、


また、日本国憲法第十五条【公務員の選定罷免権、公務員の性質、普通選挙と秘密投票の保障】第二項には、


「すべて公務員は、
全体の奉仕者であつて、
一部の奉仕者ではない。」


と明記されています。


今の日本で、どれほどの公務員がこの「人類普遍の原理」を守っているでしょう?


既得権益にしがみつき、何が何でも国民から税金を搾取(さくしゅ)し続けて、癒着している土建屋や天下りどもと超セレブ生活を続けたい自民党と、憲法第二十条「政教分離の原則」を無視して公明党などと名乗る創価学会の腐敗連立政権。


口を開けば「深刻な財政難」


その陰で、国交省のお役人や天下りどもだけが享受する高級マンション、高級車、ゴルフ、国内外旅行、料亭、マッサージチェア、高級釣り竿や魚群探知機まで、無意味極まる税金支出。


それにも飽きたらず、カラ出張や白紙領収書へ実態のない巨額な購入費の記入による莫大な公金着服。


そんな事を何十年もやってきたんだから、そりゃ「深刻な財政難」にもなるでしょう。


そんな状況なにもかかわらず、公務員の中途採用者選考試験は大人気で、
競争率は実に165倍だそうです。


バカらしくて、もう民間ではやってられない、という気持ちなのかも知れませんが、
これでは、よほど優秀でないと採用される見込みはありません。


公務員は倒産もリストラもなく、安定しているという一面もありますが、
一番の理由は、給料の高さのようです。


大企業の本社が集中する東京では、さほど感じませんが、
格差社会に苦しむ地方都市では、その差は歴然としています。


公務員の給料は、各市役所の広報誌などで一般に公開されています。夕刊フジBLOGの「これが地方公務員の高給実態だ!」では、総務省調査「地方公共団体の技能労務職員等の平均給与月額等について」による、電話交換手、守衛、自動車運転手、用務員の都道府県ごとの地方公務員の平均給与と民間企業の平均給与を道府県別ランクを一挙公開し、官民格差の実態を検証しています。


その表を見ると、民間企業よりも低い給与だったのは、広島の自動車運転手のみで、ほかは全て民間企業を凌駕(りょうが)する高給を得ているのです。


表には併せて対民間企業パーセンテージを示していますが、200%を超えるのが
電話交換手(埼玉)の473,900円、守衛(京都)の540,000円、用務員(神奈川)の 457,300円など。
150%を超えるのは118、全体の7割にも上っています。


ちなみに沖縄県は、電話交換手が365,300円、対民間企業171%で、47都道府県中30位、守衛が377,600円で、対民間147%、同32位、用務員が372,200円で、対民間163%、同29位です。


都道府県別の順位が高いほど、格差が大きいということになるので、
沖縄は思っていたよりも格差は大きくないようです。


まあ、沖縄は全体的に所得が低いので、あまり喜べませんけど。


それでも、電話交換手の月給が36万円なんて、
民間のコールセンターではありえないですよね。

ましてや「電話交換手」って… 
このデジタルの時代に何をやっているんですかね。



用務員のおっさんなんて、小学生の頃、バカにしてたもんです。
まさか月給40万なんて思いもしませんでした。
残業代は別ですから、大企業の管理職並の給料です。驚きです。


そもそも、電話交換手や守衛、用務員といった職業は、あまり高度な専門技能が求められる職業ではないと思います。そんな人達に40万も50万も支払っているのです。


当然このお金は
私たちの税金です。



ですから、やはり民間が納得できる妥当な金額にした方がいいと思います。
だいたい、月給50万円の京都の守衛って
何をしてるんでしょうか。



大阪の橋下知事も「公務員の人件費は高すぎる」と涙ながらに訴えていましたね。
気持ちはよくわかります。個人的にはあまり好きではない人ですけど。


警察官や消防士など、高度な専門性を要求され、場合によっては命にもかかわるような業務についている公務員は、高い給料が支払われてしかるべきだと思います。そのために税金を払っているのです。


先述したような守衛、用務員などといった、単純作業は民間に委託して、
人件費を抑えるべきです。
無駄な公共工事もありますが、この無駄に高い人件費も財政難の原因です。


加えて、公務員は、コネで無試験で入っている
無能な人間がかなりいるといいます。



私は過去に、公共団体の職員と一緒に仕事をしたことが何回かありましたが、たしかに、優秀な人物とはとても思えない人ばかりでした。中には、アルバイトレベルの仕事もできず、いると邪魔なので、「あとは私達がやりますよ」と言って帰ってもらった人もいました。
こんな人間でも、私よりはるかに高い給料を税金からもらってる事は知っていたので、あの時は心底腹が立ちましたね。


その上、公開されているのは「表向きの」金額です。
裏でどれほどの横領・着服があるかはわかりません。



巨額の赤字に苦しんでいるというのなら、この不必要に高い給料の理由を市民に説明して納得してもらい、説明責任を果たす必要があります。


その際、間違っても、国土交通省のような説明はしないように。


道路特定財源を使って娯楽施設として造営したテニスコートは、『カラー舗装の試験』のためで、購入した野球やサッカーのユニフォームは『作業服』で、挙げ句の果ては、マッサージチェアの購入は、「災害時の職員の疲労回復用」として『工事雑費』なんだそうです。


これで納得する国民がいたら見てみたいもんです。


「消費税増税が不可避」ではなく、
「呆れた無駄遣いと、着服金の返還が不可避」
なんじゃないんですか。



ねえ、「道路族のドン」古賀さん。
よく暴動が起きないと思いませんか。


日本国民が穏和な人ばかりでよかったですね。


でもみんな怒ってますし、呆れてます。


テレビで、地方の農家のおじさんが、
「どうせ大したことやらねえなら、
公務員とか、官僚や政治家なんて、
いい大学でた優秀な人じゃなくてもいいんじゃないの」

と言っていたのが印象的でした。


高学歴って、詐称もできるし、買えますからね。高いですけど。 
タグ :格差社会


Posted by 相方さん at 23:00Comments(1)格差社会

ガソリンが高くなった

2008年05月19日



ガソリンが高くなりましたねえ。


町村官房長官は「暫定税率がかかっていない時に仕入れた分が残っているはずなので、連休中までは値上げはないだろう」と言っていましたが、5月1日からさっそく150円台に値上げされました。


なぜかというと、値下げしたときに売っていたガソリンは、暫定税率がかかっている時に仕入れた分だっだので、それが無くなるまでは、ガソリンスタンドは赤字だったわけです。


しかも値下げ直後や値上げ直前の混雑に対応するため、無理して通常より多くのタンクローリーを手配したりで、余計に経費がかかってしまい、結局、暫定税率復活前より値上がりする結果になりました。


馬鹿ですねえ。
そりゃ支持率も20%以下になりますよ。


石垣島などの離島では、輸送費がさらにかかるので、180円台だそうです。日本最西端の与那国島では、200円に迫る勢いとか。ただでさえ所得が低い離島は大変です。


ガソリンの暫定税率復活は、政治家や官僚と土建屋の癒着や天下りなどによる政治腐敗が生み出した産物ですが、原油が実際に高騰しているのも事実ではあります。


2007年下半期は、アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界的株安の影響で、世界の投機マネーが株式市場から原油や金(ゴールド)などの先物市場へと、資金シフトが加速しています。


これが原油高の最大の要因で、原油価格の内の50%以上は、投機マネーによる釣り上がりとも言われています。


ですから、大手石油会社は、労せずして
大儲けしているわけですが、表向きは「値上げせざるを得ない」などと言っているんです。



ガソリンスタンドのような、消費者に直接関係する末端の場所は本当に経営が苦しいですが、大元は儲かっているらしいです。


報道メディアはなぜか、このことにはあまり触れないですよね。


しかし、中国やインドなどの新興国で原油の消費量が激増している背景もあり、世界的に原油の需給が逼迫してきているともいわれています。その為、当面は原油価格が高止まりするだろうとの予測が多いようで、ガソリン価格が安くなる可能性は当分なさそうです。


日本のガソリン価格には、ガソリン税(揮発油税及び地方道路譲与税)53.8円と石油石炭税2円が含まれているので、3分の1強が税金分です。


これまた報道機関が黙っているのであまり知られていませんが、
このガソリン税53.8円にも5%の消費税が上乗せされています。


二重課税されているわけです。


その額、2.7円。しかし消費量がとても多いのでその総額はとんでもない金額になります。
(例えば、石油全体の売上総額を約20兆円とすると、その内石油本体の価格は162,000 億円。一方税金分は49,000億円となります。
 この49,000億円から、消費税が上乗せされない軽油税と航空税を除く37,000億円に は、5%の消費税が課税されてしまうので、その総額は1,900億円にもなります。)


このガソリン税、もともと28円だったんです。


現在のガソリン税53.8円/Lは、1974年の4月以降「緊急かつ計画的な道路整備」のため、本則税率28.7円/Lに加え、76年7月と79年6月の二度に渡って上乗せされました。


一時的といっておいて、それが30年以上もそのままになっているので、
「暫定税率」と呼ぶわけです。


これはオイルショックなどのときに、やむを得ず一時的に上げるということになったのですが、その期間が、今年の3月までということになっていたのです。


これを、暫定税率引き上げといい、本来今年の4月に、もとの28円に戻るはずだったのですが、それで甘い汁を吸って腐敗しきった道路族が牛耳る自民党主導の衆議院で、この高い税率をそのままにするよう法案通過を強行したのが、ガソリン価格の混乱の原因です。


ガソリン税がもとの28円に戻ってしまうと、道路族や天下りOBが、料亭遊びや高級マンション、高級車にゴルフ、愛人同伴海外旅行、高級マッサージチェアに至るまでの貴族生活ができなくなってしまいます。


参議院で民主党に暫定税率継続が否決されると、あわてた道路族は、日本国憲法第59条第4項の「みなし否決」を1952年以来56年ぶりにわざわざ使い、再可決を強行しました。


自分の身が危うくなった時だけは、
すごい行動力を見せますよね。



闇に包まれた石油業界と腐敗政治家の癒着。
仮面ライダーの世界みたいで、もう笑うしかないです。


ところで、消費量世界一のアメリカや、消費量が激増中の中国では
どうなっているのでしょう?
あるいは中東の産油国では、ガソリンの値段はいくらなのでしょうか?


世界各国のガソリン価格を調べてみました。
統計は2007年11月のものなので、日本はまだ130円になってますけど。


国名とガソリン価格(※は石油の自給率)
日本        
130円 ※0.1%
アメリカ       
74円 ※35.4%
イギリス      
194円 ※125.3%
フランス
176円 ※1.4%
ドイツ       
186円 ※3.4%
ロシア        
77円 ※211.8%
インド       
126円 ※27.1%
中国        
81円 ※67.3%
韓国       
197円 ※0.0%
サウジアラビア
19円 ※512.8%
UAE(ドバイなど)
44円 ※非公開
イラン        
12円 ※非公開
ベネズエラ       
3円 ※非公開

ガソリン価格参考資料:週間東洋経済(2007年11/24号)
石油自給率参考資料:データブック・オブ・ザ・ワールド(2007年)


アメリカは安いですね。
沖縄の米軍基地内でも、もちろんこの値段です。
基地内で給油させて欲しいですね。


見て分かるように、日本の石油自給率は0.1%しかなく、99.9%は輸入に頼っています。


石油の自給率が低い国のガソリン価格が高いのは分かりますが、自給率100%超のイギリスが日本よりもはるかに高い値段なことには驚きます。


隣の韓国も高いです。


表にはないですが、トルコ、ノルウェー、オランダなど
ヨーロッパの先進国は200円以上します。
これらは税金が半分以上といったデータがあります。
日本はガソリンの価格からいうと、高い方から数えて23位だそうで、
まだ安い方のようです。


サウジアラビアやUAE(アラブ首長国連邦)や南米ベネズエラなどは、原油採掘が国の基幹産業なので、あたりまえだけど安いです。


ガソリンは高いけど、イギリスよりはいいか、と思うしかないですね。


ある2ちゃんねらーの人が、

「でもまだペットボトルの水のほうが高いよな。」
と言っていました。


確かにその通りだと思います。






 
タグ :ガソリン


Posted by 相方さん at 23:00Comments(0)時事

2代目「マツダ・アテンザ」

2008年05月17日

2002年の5月に、新生マツダを象徴するクルマとしてデビューした「アテンザ」が2008年1月29日にフルモデルチェンジし、2代目として生まれ変わったというので、浦添市勢理客(じっちゃく)にある沖縄マツダ販売店にやってきました。




日本にさきがけ、2007年9月の独フランクフルトショーで「Mazda6」としてお披露目されたことからも、先代に引き続き、世界市場を強く意識した車種といえます。


先代に対してホイールベースをのばし、体躯を大きくしました。


ちなみに「Zoom-Zoom -もっと乗りたくなる。」というマツダのキャッチコピー(2002年頃から現在も使用中)の中の、特に耳につく「Zoom-Zoom」という言葉は、英語で自動車が爽快に走る様子を表した言葉で、日本語では「ブーンブーン」にあたるそうです。


マツダのHPの説明では、子どもが車を見て「ブーブー!」と言って追いかける時のピュアな気持ちを意識したとのこと。


空耳では「スーンスーン」とも聞こえることから、爽快感を打ち出すねらいもあるとみられています。


「アテンザ」の車名の由来は、イタリア語で「注目」を意味する「アテンツィオーネ」に由来した造語で、「人々の注目を集める車」となるよう願われて命名されたそうです。


最近のマツダは、3代目デミオもそうでしたが、デザインにすごく力を入れているのがわかります。「走っているのを見てすぐにマツダの車だということを意識したい」とマツダの役員も言っていました。




実際、かっこいいですね。
エクステリアデザインは、「日本の美意識」を採り入れたそうです。


最近の大手メーカーの新車は、
はっきりいって
みんなかっこわるいです。



日産のGT-Rも、性能はすごいと思いますが、
個人的にはあの外観は嫌いです。


国内の車の販売台数が落ちていて、
特に若者のクルマ離れが顕著だそうです。


日経新聞でも報じられているように、日本全国の自動車保有台数は最新統計の2月末まで3カ月連続で前年同月末比マイナスとなっています。3カ月連続の減少は戦後初だそうです。


要するに、日本国内を走る車の台数が減ってきているということです。


道路族の保身の為だけのガソリン暫定税や、産出量とは関係なく米国の株式市場で人為的に値上げされている原油価格など、一部の人間だけが得をする社会主義国のような、見え透いた政策に国民は辟易(へきえき)しており、消費者のクルマ離れが加速しているという見方も納得できます。


ただ、安易に「若者のクルマ離れ」といいますが、
かっこいい車がないから
買わないだけだと
思いますよ。





テレビの企画で、ランボルギーニ・カウンタック(上写真・資料)を幼稚園児に見せたら、子供が驚喜してました。それこそ「Zoom-Zoom」でしたね。


あんなレトロな車でも、優れたデザインは古さを感じさせないんです。子供の素直な反応が、それを証明していましたね。


日本の大手メーカーのデザイナーの人達は、カネの計算と合理性ばかり考え、プレゼンの時の口ばかり達者で、肝心のデザインがおろそかになっていると思いますね。


パーツの使い回しがすぐにわかる新車を前にして、「あふれる生命力をイメージしました」なんて言われても、こちらはしらけるだけで、買う気はもちろん、見る気にもなりません。


ランボルギーニ・カウンタックのデザインに、説明なんていらないですよ。この車が登場したとき、見た人がみんな「クンタッチ(Countach)!」と言ったことから車名になったといわれています。


「クンタッチ」とは、イタリアピエモンテ地方の方言で、驚きを表す感嘆詞です。日本語では「うおーすげー!」みたいな意味らしいです。この「クンタッチ」が英語読みされ、さらに和製英語になって、「カウンタック」となったので、イタリアでは「カウンタック」ではなく「クンタッチ」と言わないと通じないそうです。


カウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニはすごい人だと思います。
同じくイタリアの有名なデザイナー、ジウジアーロと共に、私の尊敬するデザイナーです。


ところで最近、フェラーリの新車がかっこわるくなってきたと思いませんか?


それは、フェラーリのチーフデザイナーが日本人になったからなんです。


個人の誹謗中傷になるので名前は出しませんが、業界では結構有名な人です。
この人がチーフデザイナーになってから、急にフェラーリがかっこわるくなりました。


フェラーリのチーフデザイナーになった事はすごいと思いますが、それでフェラーリがかっこわるくなって、ブランド価値が下がってしまってはダメですよね。


それでも1台数千万円もする車なので、私のような貧乏人には、海と同じで「見るだけ」のものですけど。


デザインは大切ですよ。車は贅沢品ですから、かっこよければ、多少性能が悪くても「欲しい」と思うものです。カウンタックなんて、土地付き一軒家より高額で、暴走族よりうるさくて、燃費は最悪、維持費だけで年間300万円以上もかかるのに、あまりにかっこいいので、「買えるものなら乗ってみたい」という夢を掻き立ててくれますからね。




さて、アテンザのエンジンですが、エンジンラインナップは2リッターと新開発2.5リッターの2本立て。オールアルミ製直4のMZRユニットで、トランスミッションはいずれも5段AT(4WD車は6段AT)が組み合わされます。


いずれも勾配や走行シーンを判別して、最適な変速制御を行うAAS(アクティブ・アダプティブ・シフト)という機能を備えています。


スポーツとワゴンの上位グレード「25Z」と「25S」には6段MTも用意されています。


2.5リッターは従来の2.3リッターに置き換わるもので、最高出力170ps/6000rpm、最大トルク23.0kgm/6000rpm(4WDは166ps、22.9kgm)を発生。


パワーアップを果たしただけでなく、レギュラーガソリン仕様としたうえ、2.3リッターより燃費も向上したそうです。さらにピストンやコンロッドの軽量化により、エンジンの騒音低減が図られました。


2リッターは基本的に従来型を踏襲。最高出力150ps/6500rpm、最大トルク18.6kgm/4500rpmは変わらないものの、吸排気系の見直しで、フラットなトルク特性となりました。


パワステはRX-8用をベースとする電動式に変更されました(4WD車は油圧式)。この改良はステアリングフィールの向上だけでなく、燃費向上にも寄与するそうです。




スポーティさをより洗練したとされるインテリア。パネル素材やシボなどで上質感のアップをねらっています。


ステアリングホイール上にオーディオとドライビングインフォメーション、エアコンのコントローラー、インパネ上方にインフォメーションディスプレイを設置することで、視線移動が少なく、かつわかりやすい操作性が実現されています。パドルシフトもついてます。


花粉除去フィルターの付いたフルオートエアコンは、左右独立で調整可能。その他快適装備として、プッシュボタン式のエンジンスターターを備えたキーレスエントリーや、アテンザ専用設計のBOSEサウンドシステム、トヨタ提供のカーテレマティクス「G-BOOK ALPHA」に対応した、HDDナビゲーションシステムもオプションで用意されます。


安全面は、新技術の「リアビークルモニタリングシステム」があります。これは、左右後方のいわゆる「死角」に接近したクルマをレーダーモジュールで検知し、Aピラー根元(サイドミラーのあたりの車内側)のLEDを使ってドライバーに知らせるもので、検知時にウインカーを動かすと、LEDが点滅、警報が鳴り、安全確認を促す仕組みです。


前走車との距離を保ちながら追従走行ができる「マツダレーダークルーズコントロールシステム」とともに、上級グレードにオプション設定されます。


衝突時にブレーキペダルが折れてドライバーの下肢を守る「クラッシャブルブレーキペダル」や、後突時に頚部への負担を減らす「フロントアクティブヘッドレスト」も全グレードに装備されました。


SRSフロントサイドエアバッグ/カーテンエアバッグは全車オプション設定です。




トランクルームはセダンで519リッター、スポーツが510リッターの容量。さらにワゴンではトランク容量のほかに、頻繁に使われるハッチゲート側の床面を広く採るなど、使い勝手も考慮されています。


ワゴンに新採用された「カラクリトノボード」は、ハッチの開閉に応じて自動的に動くため、わずらわしいトノボードの開閉作業が不要になったそうです。今回はワゴンは見れませんでしたが。


価格はセダンが207.0〜250.0万円、スポーツが228.0〜267.0万円、ワゴンが220.0〜267.0万円。シリーズ全体で、月に1500台の販売を計画しているそうです。


毎度のことですが、このブログを見たマツダ関係の人、この車くれ。
スポーツワゴンがいい。くれ(笑)。






 
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Posted by 相方さん at 23:00Comments(0)

野良ネコに餌をやってはダメ

2008年05月14日



私がよく買い物をするスーパーの入り口付近にはいつも数匹の野良ネコがいます。


たまに買い物客がくれる食べ物が目当てです。


かわいいので、私も以前までは買った食糧の一部をあげたりしていましたが、
本当は、餌をやっては
いけないんですよね。



これは、お互いのためなのです。




よく見ると、完全に「野良」の目をしています。


今はもう餌をあげていませんが、以前餌をあげた時、野良は絶対に直接私の手から口で餌を食べません。必ず前足で一旦地面に落とし、私から少し離れてからようやく食べ始めます。食べている間も、こちらの動きを見ています。


捕まえられるのを警戒しているのです。


ネコはかわいいですが、野良ネコは不衛生で、どんな病気をもっているかわからないので、触らない方がいいです。野良ネコはすぐ逃げるので、なかなか触れませんけど。




大型バイクがいきなり来たら、ひらりとよけて、運転手がいなくなったら、バイクに登ってシートに座ってしまいました。なかなかしたたかです。



日常的に餌をやってしまうと、野良ネコがそこに住み着いてしまうばかりか、それを知った地区外の人が飼えなくなった猫を捨てに来たりして、増加に拍車をかけることも多いといいます。


野良ネコが増えると、糞などの害のほか、近所のゴミを散らかしたり、花壇を荒らしたり、車やバイクを傷つけたりすることもあります。このような理由で、町内会や、衛生上の理由で食料品店などから要請を受けると、行政は捕獲せざるを得ません。


捕獲後は南城市大里字大里にある県動物愛護センターに移送され、
飼い主や里親が現れなければ、殺処分されてしまいます。


これは本土も同じで、行政が再三、餌をやらないように注意していますが、なかなか実行されません。本土では、かわいいとか、かわいそうと言って餌をやる人と、反対する住民の間でトラブルも起こることもあるそうです。


餌がなければ、野良ネコは自然と分散します。


沖縄県に、野良犬・野良猫が多いのは、よく知られている事ですが、野良犬・野良猫も好きで野良になったわけではありまん。人間が、「あきた」とか、「子供が生まれて困った」といって捨てている為です。


沖縄本島北部の山原(やんばる)地域では、天然記念物であるヤンバルクイナ、ノグチゲラなどを補食して、絶滅への拍車をかけ、問題になっています。


しかも、捕獲される野良ネコのほとんどは、避妊手術をしていないといいます。
かわいそうだからとか、金がかかるという理由で、飼い主が避妊手術をさせないのです。


しかし、一匹のメスネコを避妊手術させないで放っておくと、飼い主の想像以上に大変なことになります。


一般にメスネコは一年間に3回発情期があり、年に2、3回、1回に5、6匹を出産します。生まれて半年たてば大人になり、出産できるようになります。餌が与えられると栄養状態がよくなり、通常の野良ネコより寿命が延びて増え続けます。


1回に6匹子供を生むとすると、10年生きるとして、その生涯に生む子供の数は180頭にもなってしまうのです。


その子供が飼えるスペースや財力があればいいですが、普通は飼えない、もらい手が見つからないということになり、180頭の野良猫が誕生してしまいます。


増えることで逆に餌が不足し、餓死することもあるし、動物虐待の引き金になるケースもあります。生きるためにゴミを荒らすようになり、最終的には捕獲され殺されるわけです。


どっちがかわいそうでしょう?


問題はメスばかりではありません。オスは子供を生まないからといって安心して放し飼いにしている場合がありますが、 飼い主の知らない所で、他のメスに子供を生ませる可能性が高く、「知らない」では済ませられない問題です。


避妊・去勢手術の費用は、獣医や地域によって異なりますが
オス:1.5〜2万円  メス:2〜2.5万円が目安だそうです。


たしかに安い値段ではありませんが、「生き物と一緒に暮らす」ことには、必ずなんらかの形で「お金」が必要となります。餌代はもちろん、飼育用品の購入費、病気になったら治療費も必要ですし、感染症予防の注射や、イヌの場合には各地方保健所への登録費なども必要です。


一般的に、こういった動物の「必要経費」は、ネコよりイヌの方が高く付く場合が多いようです。


「ペットを飼う経済的余裕はない」のであれば、飼わない方がお互いのためです。


あまり知られていませんが、犬や猫を捨てる行為は、動物愛護法で禁止されており、50万円以下の罰金が科せられます。捨てる側は、「見つからなければいい」のでしょうが、野良の問題がひどくなれば、道路交通法のように罰則が強化されることも考えられます。


先述したように、沖縄の場合、捕獲された野良犬野良猫は、南城市大里字大里にある沖縄県動物愛護センターに送られます。


そこで一定期間拘留されますが、飼い主への返還や里親への譲渡はわずか1割しかなく、9割が殺処分されてしまうそうです。


「動物愛護センター」で
「殺される」わけです。



1年間で処分された猫の数は沖縄県だけで5403頭(2004年度統計)。


沖縄は人口10万人当たりの捕獲頭数が437頭、収容頭数が634頭と全国で2番目の多さです。
飼い主から引き取った数も197頭で全国で5番目に多く、殺処分も559頭で全国で4番目に多いです(2004年度統計)。


沖縄県が野良犬野良猫の処分に使う費用は、
・県が一年間に犬捕獲業者に支払う費用
・捕獲した犬を殺処分するまで拘留しておく費用
・殺処分する設備費
・人件費
など合わせて、
1年間でなんと1億7,000万円弱も使われています。
すべて私たちの税金です。



捕獲業者も殺処分する担当者も、好きでこんな事をしているのではありません。


産ませて持ち込む人について愛護センターは、絶対に避妊をするように注意して帰宅させるようにしているそうです。


しかし、やらない人にいくら指導をしても、結局やらない人がほとんどで、それでも指導しなくてはならない、幾ら指導をしても無責任な理由で持ち込む人は後を絶たない。これが現状だそうです。


東京ではもっと極端な人もいて、愛護センターの担当者が避妊をするように注意すると、「この子は私の家族同然だ。そんな事できるか!」
と逆ギレするそうです。


担当者が、「このかわいい子猫たちは殺処分されますよ。いいんですか。」と聞くと、

「あんたの仕事だろ。こっちにグチられても困るなあ。もう気が済んだだろう。帰っていいか?」

などと言って、会話にならないそうです。
そしてまた定期的に持ってくるそうです。まるでゴミでも出すかのように。


「彼氏ができたから、いらなくなった」
と言って持ち込んでくる若い女性もいるそうです。


動物は、ぬいぐるみでは
ありません。怒り


悲しくなるので書きませんでしたが、こういう考えの人がいる以上、
あえて殺処分の方法を紹介します。




処分方法は、他の多くの施設がそうであるように、このような箱に入れられ、
箱の中に、二酸化炭素ガスが注入され、窒息死させられます。


ガスを注入し始めると、中でバタンバタン暴れたりもがいたりしている様子があるし、叫び声も聞こえるそうです。死亡するまで10分前後。それまで、施設の係員は確認のため、モニターで見ていなければなりません。


まるでアウシュビッツですが、国からの通達では、ガスでの処分を安楽死と認めているそうです。でも係の人は、「自分が見ている限り、そうは思えない。」と言っています。しかし先述したように、このガス殺システムには莫大な経費がかかっているので、よほどの理由がない限り、他の方法への移行は難しいとのことです。


こんな話もあります。本土の東北地方に、動物の大好きな市役所勤務の公務員がいました。ある年、その人に、動物愛護センターへの異動が命じられます。そこで働き始めてしばらくして、その男性はノイローゼになり、入院生活を送ることになりました。そして社会復帰できないまま、ついには奥さんとも離婚してしまったそうです。


本当の動物愛護について、本気で考える必要があると思います。


野良猫はかわいいし、かわいそうですが、餌をあげてはダメです。

 


Posted by 相方さん at 23:00Comments(0)動物