2007年12月28日
肋骨骨折

肋骨(ろっこつ)を骨折しました(笑)。この年の瀬に。
以前書いたように、私はキックボクシングを習っています。
ちなみに写真には私は写っていません。
練習の中で「マススパーリング」というのがあるのですが、簡単に言うと練習試合の「スパーリング」を軽くしたものです。「殴る」と言うよりは「当てる」に近く、回数をこなすことで、自分の攻撃が相手に当たるか、また、相手の攻撃をディフェンスできるか、確認をする練習です。
強く打たないので、ヘッドギアやマウスピースはつけません。16オンスの大きいグローブと、レガース(スネパッド)だげで行います。
しかし、必ずと言っていいほど、練習中にエキサイトする馬鹿がいて、ものすごい勢いで突進してきます。
そういう輩は、ステップワークでうまく距離を取るか、しつこければ足払いをかけて転がすようにしています。
ところが、先日の練習では、マススパーでは禁止のテンカオ(膝蹴り)をいきなり出されて、不覚にも脇腹にまともにくらってしまいました。
倒れたときの息ができない感じと、不自然な痛み方で、「これは肋骨やったかもな」と自覚できました。
レントゲンはまだ撮っていませんが、いつも通っている鍼の先生に触診してもらったところ、「1本折れている」と言われました。
実は肋骨を骨折するのは初めてです。医学の知識には疎いので、ネットでいろいろ調べてみました。
それらによると、肋骨は非常に薄っぺらい骨で、一本一本が細く衝撃に対して弱く、骨の中でも骨折しやすい上位のものだそうです。体を捻るような練習のしすぎで疲労骨折することもあるし、強い咳やくしゃみで折れてしまうこともあるそうです。
胸郭は椎間板を伴う12個の胸椎と12対の肋骨及び肋軟骨と胸骨から構成されていて、1本が損傷しても、他が補完するようにできているので、ひびが入ったなどの軽い症状の場合は、自然治癒に任せるそうです。レントゲンで、骨折線がはっきりしていれば、骨折と診断できますが、肋軟骨部での骨折や、肋骨部でもひびの場合には、レントゲンにうつりません。
つまり、放っておかれるということです。
むかし空手の先生が「肋骨の骨折なんて怪我のうちに入らねえ」と言っていましたが、自然治癒するものなんですね。
ただし、骨折による変形で内臓を傷つける場合があるので、その時は手術になるそうです。
一応念のためレントゲンは撮った方がいいようです。
完治するのは、だいたい4〜6週位だそうです。
その間は、痛みに耐えていなければなりません。痛みは、他の骨折と違って、胸の筋肉とかをあんまり動かさないと比較的楽で、胸の筋肉を動かすような動作や、笑ったときや咳をしたとき、また、深呼吸をしたときに痛みが強くなります。
痛みに耐えるのがダメな人は医者が「胸部固定帯」とかいうさらしバンドみたいなのをしてくれて、痛み止めをくれるそうです。
よく格闘家の人が、「オレの一撃で肋骨をたたき折ってやった」なんて自慢してますが、普通の人でも当たれば折れます。
ただ、ジム以外の路上などでは加害者は傷害罪に問われ、慰謝料を請求されますから注意してくださいね。
ジムの練習では、たとえ相手が反則でも、「もらった方の不注意」で終わってしまいますけど。
気をつけましょう。あー痛い。
タグ :キックボクシング
2007年12月26日
エアーフェスタ2007(航空装備編)

自衛隊那覇基地のエアーフェスタ2007・第2弾です。
写真は展示飛行から帰還した、自衛隊の主力戦闘機F-15J。
1機だけいました。
那覇基地には、F-15Jが配備されていないので、他の基地からリモートした機体だと思われます。
他の基地から飛来して展示飛行を行い、また帰投していく事をリモートと言います。
おそらく、福岡県の築城(ついき)基地からリモートの機体のようです。
F-15イーグルは、現状では(最新鋭のF-22等を除いて)世界最強の戦闘機と言われているので、その操縦士は敬意を込めてイーグルドライバーと呼ばれています。
1機の価格は約120億円。
アメリカでは半額の約60億円なので、その差額が例の守屋事務次官事件で、裏金として使われていると指摘されたりしています。
那覇基地の主力戦闘機「F-4EJ改」の老朽化に伴い、那覇基地の第83航空隊第302飛行隊は、2008年度までに茨城県百里(ひゃくり)基地の第204飛行隊のF-15Jと交換される予定です。
しかし沖縄ではF-15は「うるさい」事で悪名が高い機体です。沖縄の駐留米軍がこのF-15を大量に保有しており、毎日のように上空で爆音を響かせているからです。
実際、写真のように駐機してエンジンをかけている状態でも、「キィーン」という耳を破るような不快な高音が鳴り響き、見ている人はみんな耳をふさいでいました。

朝のうちは 少し寒かったのですが、昼になるにつれ暑くなってきて、12月なのに日焼けしそうな快晴の航空祭。さすが沖縄ですね。この時期に本土の基地で航空祭をやったら、凍死しそうになるはずです。

個人的に好きなCH-47J。米軍のCH-47チヌークがベースの、タンデムローター式の大型輸送ヘリコプターです。
普通のヘリコプターは、機体中心部付近に大きなメインローターを、機体後部の先端に小さなテイルローターがついています。テイルローターがないと、機体がメインローターと一緒にくるくる回転して墜落してしまうので、テイルローターの揚力で打ち消して、機体の回転を防いでいます。
これに対してCH-47のようなタンデムローター式のヘリコプターでは、機体上部にメインローターに相当する大きなローターを2つ、前後に並べて設置し、互いに逆向きに回転させることで機体の回転を防いでいます。

大きくてパワーがあるので、米軍のCH-47は装甲車や大砲をつり下げて運んだり、パラシュート部隊を降下させたりしています。自衛隊では主に航空基地と点在しているレーダーサイト等へ必要器材などを運ぶ事が任務だそうです。大型燃料タンク、気象レーダー、地図表示装置、2重化慣性航法装置(GPS内蔵)、床レベリング装置などを装備しています。

航空自衛隊のUH-60J。米軍のUH-60 ブラックホークを自衛隊向けに改造した機体です。
日本の自衛隊向けの機種は末尾に"J"が付与されるものが多いです。低視認(ロービジ)塗装として洋上迷彩が施されています。

こちらは陸上自衛隊のUH-60JA。
ローター前方の突起物はワイヤー・カッター(進路を妨げる電線やトラップワイヤー等を切断する装置)です。

P-3C 哨戒機。
P-3Cは領海侵犯をしている外国の潜水艦を探知、必要に応じては攻撃もできる対潜哨戒機です。導入時の海上自衛隊演習では、次々と潜水艦の探知に成功し、海上自衛隊潜水艦部隊からP-3Cショックと呼ばれるほどの脅威とみなされました。
しかしその後は海自潜水艦の静粛性が向上し、現在では赤外線暗視装置などによってシュノーケル航走中の潜水艦探知で成果をあげているそうですが、潜水艦のAIP推進化が進んでおり、技術的優勢の継続は難しいものと思われています。
平成10年頃から対潜哨戒機から哨戒機へと機種呼称を変更しており、対潜水艦一辺倒だった体制を改善し、不審船対策や東シナ海ガス田に対する監視の強化も任務としています。

E-2C早期警戒機。
航空作戦を効果的に遂行する使命を担った早期警戒機です。米軍のE-2ホークアイを改造した機体で、ホークアイが元々空母艦載用に設計されているので、写真のように主翼をたたむことができます。
E-2C早期警戒機の役割は多岐にわたります。低空侵入機の早期発見、そしてその対処の迅速化、陸・海部隊との作戦連携、捜索・救難・指揮の円滑化、陸上レーダーサイト機能の代替、通信の中継など、航空作戦を効果的に遂行する使命を担っています。

F-4EJ改。ここ那覇基地の第83航空隊第302飛行隊の主力戦闘機です。
F-4EJは、米空軍のF-4ファントムを改造した戦闘機で、日本での運用には不必要な装備を取り除き、データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプにしたものです。
F-15Jが導入されるまで主力戦闘機の地位にあり、日本の空の防衛を担いました。1986年(昭和61年)からは数の上でF-15Jが主力戦闘機となりましたが、1989年(平成元年)より延命・能力向上を目的として90機が改修を受け「F-4EJ改」となり防空任務に就いています。
最初に日本に輸入されたのが1966年(昭和41年)といいますから、機齢(飛行機の年齢)は40年を超え、老朽化や後継機種のF-15Jの配備、部隊の改編に伴い、徐々にその数を減らしています。

個人的には好きな機体です。途中で斜め上に折れ曲がっている主翼やなど、デザインが綺麗です。
垂直尾翼に「爆闘」と書かれていますね。
古いとはいえ、最高速度はマッハ2.2で飛ぶ超音速戦闘機です。この速度で飛ぶと、沖縄本島最南端の喜屋武岬から最北端の辺戸岬まで、わずか2分半で到達してしまうそうです。
現在日本でF-4を実戦部隊で運用しているのは青森県三沢基地第3航空団の第8飛行隊、宮崎県新田原基地第5航空団の第301飛行隊、そして沖縄県那覇基地の第83航空隊第302飛行隊の三個飛行隊のみです。先述したように那覇基地の第302飛行隊は2008年度までに百里基地の第204飛行隊のF-15Jと交換され、最新鋭のF-X導入後すぐさま更新される予定だそうです。
F-Xは当初米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-22Aラプターが予定されていましたが、非常に性能が高いために、米下院がF-22Aの海外への輸出禁止を決めてしまい、現在日本政府はF-22の取得を断念しています。

主翼下部のミサイルポッドに懸架できる兵器類。
左手前が19発装填のJ/LAU3A発射筒に収まる70mm空対地/水ロケット弾。

空対空赤外線ミサイル AIM-9L サイドワインダー。
いわゆる「サイドワインダー」として知られるパッシブ赤外線方式の短射程空対空ミサイルです。米国レイセオン社で開発されました。

ASM-1 80式空対艦ミサイル。
国産の空対艦ミサイルで、約7年の歳月をかけて完成したそうです。

Mk82/500ポンド普通爆弾。
地上構造物・水上艦艇等を目標とし、これらに対する攻撃に使用されます。

機首下部に小さな穴があり、その中に20mm機関砲M61が装備されています。
航空機用6銃身回転式20mmガトリング・ガンで、携行弾数は航空機によって異なり、F-15Jで950発、F-4EJ改では635発です。
こんな機関砲で撃たれたらたまったものではありませんが、過去に1度だけ、しかもこの那覇基地所属のF-4EJ改が、民間施設を誤射してしまったことがあります。
2001年6月25日に那覇基地の第83航空隊第302飛行隊所属のF-4EJ改が、北海道の島松射撃場上空で訓練中、何も操作していないのに機関砲がいきなり勝手に発砲をはじめ、北広島市の民間施設や車両に損害を与える事故が発生してしまいました。
事件は全国に報道され、中谷防衛庁長官(当時)が陳謝、小泉首相(当時)が再発防止を指示するなど、大変な騒ぎになりました。
その後の調査で、EJからEJ改への改修に際して配線ミスが原因と判明し、整備点検方法の見直しと徹底、さらに弾丸を装填せずに演習を行うなど、事故の再発防止に努めているそうです。

RF-4E。F-4戦闘機に見えますが、偵察機です。
茨城県の百里基地の501SQに全機が配備されていて、そこからリモートの機体が展示されていました。
ちなみにSQとはSquadronの略です。直訳すれば、戦隊・部隊の事で、航空自衛隊では、「飛行隊」という意味で使われています。501SQといえば、「501飛行隊」の事です。
RF4Eは、F-4ファントムをベースに始めから偵察機として生産された機体です。そのため、F4Eでは機首の下にあったM61バルカン砲が無く、その位置には偵察カメラが埋め込まれています。
カメラは機体のスピードに連動して写真が流れないようになっています。側方偵察レーダー、赤外線探査装置、低高度パノラマ・高高度パノラマ・前方フレームの3種のカメラによって、雨中でも夜間でも偵察・撮影ができます。
雲仙普賢岳噴火や奥尻島津波などで被災地を撮影、災害対策を支援したそうです。

F-2A/B。
F-2は、米国のF-16ファイティング・ファルコンを、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機です。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発は完了しました。F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。また離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用しています。
このF-2は今年の10月31日、愛知県豊山町の県営名古屋空港で離陸に失敗し、滑走路脇で炎上してパイロット2人が負傷した事故を起こしたので変なところで有名になってしまいました。原因は整備の際、飛行機を操舵する配線を間違えたため、操縦不能になったといわれています。

中等練習機T-4。
基本操縦課程の全てを担う、信頼性・整備性の高い純国産の練習機です。
このT-4とF-4だけ、写真のように操縦席に座れます。1時間ぐらい並びますけど。しかも操縦席は撮影禁止です。
昭和56年から開発に着手され、60〜62年度の間に技術・実用試験を実施しました。量産初号機が63年9月に教育航空部隊1空団に配備され、続く2号機の配備で同年10月、臨時T-4教育飛行隊を編成、教官養成を始めました。脱出装置の一つであるキャノピー破砕方式や機上酸素発生装置を備え、さらに炭素系複合材などの新技術を採用しており、信頼性、整備性に優れた純国産の航空機です。平成元年に31教育飛行隊が、2年には32飛行隊が編成されたことで、基本操縦課程はT-4が全てを担うことになりました。
現在はブルーインパルスもこの機体を使用しています。

飛行機見物という点では、空港の特性上トラフィックの多い民間機も間近に見られるのも那覇空港ならでは。軍用機ファンと、民間機ファンが同時に楽しめます。実際それらしき人達も大勢いて、高そうなカメラを持ってシャッターチャンスを待っていました。中には1人で4台もカメラを持つ強者までいました。
ポケモンジェットやたまごっちジャンボが通りかかると子どもたちがはしゃいでいました。
関連記事
●陸自祭2007
●キャンプ・キンザー
●普天間基地
2007年12月25日
クリスマス・イルミネーション

クリスマスですね。
Christmas & New Year Paradise 2007/2008と題して、綺麗なイルミネーションが飾り付けられているというので、沖縄市知花にある東南植物楽園にやってきました。
今年のイルミネーションのテーマは「南の島の青い鳥」だそうです。
クリスマス&ニューイヤーイベントということで、1/2(水)までやっています。夜空を明るく照らし出すシンボルタワーは幻想的な美しさです。
この時期は各国の主要都市がイルミネーションを競いますが、沖縄もなかなか負けていませんね。那覇市内はいまいちですけど。
ステージで、レーザー、カラー照明、水、プロジェクターを駆使して行われる、オリジナル光のミュージカル「ドリームスケープ・ファンタジー」は、クリスマス期間中と大晦日&お正月に開催されます。ラストには花火も上がりますよ。
売店もたくさん出ていて、沖縄そばやポテトフライ、イカリングなどを売っていました。
キャンプ・シールズや嘉手納基地が近いので、クリスマス休暇中らしい外人がたくさんいましたね。
沖縄県内では最も有名なイルミネーションで、毎年デザインが変わるそうです。
でも入園料大人2000円はちょっと高い気がしますけど。

沖縄県内のイルミネーションで東南植物楽園の他に知名度が高いのは、沖縄こどもの国や130万県民平和の光、アウトレットモールあしびなーなどがあるそうです。
開催期間中はとても混雑します。1000台止められる駐車場だけでは足りないらしく、近くにある米軍施設「キャンプ・シールズ」内の一部を開放して臨時駐車場にしていました。
近くといってもかなり離れているので、そこからシャトルバスで会場に向かうのですが、シャトルバスはなぜか堂々と米軍施設内を通って近道をするので、プチ米軍施設体験ができます(駐車場の自販機がドル仕様だったりします)。
ベース内でシャトルバスを待っている時とか結構寒いので、防寒着が必要です。
アクセス
【車】
沖縄自動車道沖縄北ICより倉敷ダム方面に約3km
【駐車場】
あり (1000台/無料)
会場 東南植物楽園
点灯期間 12/22(土)〜1/2(水)
点灯時間 18:00〜23:00 <12/26〜30>18:00〜22:00 <12/31>18:00〜翌2:00
住所 沖縄県沖縄市知花2146
電話番号(問合せ先) 098-939-2555 (東南植物楽園)
ホームページ
http://www.sebg.co.jp
●料金
入園料大人(12歳以上)当日2000円・前売1800円、小人(6歳〜11歳)当日1000円・前売り900円 (展望台には別途300円必要)
2007年12月15日
エアーフェスタ2007(地上装備編)

エアーフェスタ2007(自衛隊那覇基地航空ショー)を見に航空自衛隊那覇基地に行ってきました。

会場アクセスはゆいレール赤嶺駅から徒歩約5分。那覇基地は敷地が狭く、来場者の駐車場を確保できないので、車の人は2km程離れた那覇軍港の臨時駐車場に駐車して、そこからシャトルバスで入場します。
いまだに沖縄県民の間では微妙な位置にある自衛隊。防衛省官僚の汚職疑惑で、よけい微妙になってしまいました。
でも自衛隊の人達は、ヘリ等で離島の救急搬送をしたり、駐留米軍が(自分たちがまき散らしたのに)何もしない100万発以上の不発弾処理をしたりして県民の信頼を得るために地道に努力してきたようです。
その甲斐あってか、年を重ねる毎に来場者数が増えてきているとのこと。たしかにすごい人出でした。時代が変わって自衛隊に対する見方が変わってきたのと、沖縄県民のお祭り好きが、この人出になっていると思います。自衛隊側も県民に国防を頑張っている事を示す良い機会ですし、新規自衛官の勧誘にも繋がるみたいです。
ちなみに私は自衛隊とは何の関係もありません。念のため。

手前の建物が合同庁舎で、旗の下に小さく見える白い建物が那覇空港です。
沖縄駐留の米軍基地に比べて、悲しいほど敷地が狭い航空自衛隊那覇基地。しかもこの土地のうち、国有地はおよそ1/5に過ぎず、残りの部分は私有地を借用しています。このため、賃貸料として年間50億円を超える金額が地主に支払われているそうです。
専用滑走路はなく、滑走路は那覇空港の3000m×45mの1本を民間と共用しています。
しかし那覇空港は沖縄地域のハブ空港で、民間機だけで1日300回以上の離着陸があり、年間の発着回数では関西国際空港を上回るほど混雑しています。
民間機の合間に訓練を行っているようですが、もし滑走路上で事故が発生した際には陸上の交通手段がないため運輸交通に多大な打撃となることから、平行滑走路の建設など拡張が計画されているそうです。

お祭りの屋台が並ぶ基地内の道路の向こうに管制塔が見えます。
那覇空港の他にも軍民共用空港はありますが、戦闘機の離着陸に関する管制を、国土交通省所属の航空管制官が担当しているのは、全国でもここだけです。
そのため、2001年夏ごろまでは駐機場に航空自衛隊の機体が並び、旅客機が離陸する際に窓から駐機している戦闘機などを見ることができました。しかし、その後のテロ対策の一環と、中国の軍事的台頭や防諜の観点から、戦闘機などは格納庫へ収納するようになってしまい、旅客機から見ることはできなくなってしまいました。
でも那覇基地の主力戦闘機「F-4EJ」はとても古い戦闘機なので、今頃になって防諜を警戒するような機密があるとは思えませんけど。

MIM-104パトリオット広域防空用地対空ミサイル。写真はM901発射機。
箱の中に1発すつ計4発のミサイルが入っています。パトリオットは(Phased-Array TRacking and Intercept Of Target)の略称です。防衛省ではパトリオットではなく、英語の原音により近いペトリオットと呼んでいます。
航空自衛隊は以前ナイキという地対空ミサイルを配備していましたが、航空機はともかく、敵のミサイルを撃墜する能力はありませんでした。北朝鮮などのミサイルの脅威が高まる中、湾岸戦争時にイラク軍が発射したスカッド・ミサイルを米軍のパトリオットが撃墜した事により有名になり、自衛隊にも配備されました。ほかにもアメリカの同盟国の幾つかに配備されているそうです。

AN/MPQ-53フェーズドアレイ・多機能レーダー。
ペトリオットのシステムのひとつで、発射機と連動して方向転換をします。平面上の多数の小さなアンテナからそれぞれ放射する電波の位相を電気回路で制御することで、これらのアンテナからの電波を合成して、旋回・俯仰する走査方法を用いて観測するレーダーです。
ペトリオットのシステムは、ナイキの発射システムよりも省力化が図られていて、交戦中に人員が配置されるのは射撃管制車だけでレーダーや発射機は無人となり、射撃管制車からの遠隔操作によって制御されます。

VADS1(改)20mm対空機関砲。VADSは Valcan Air Defence System の略です。分速3,000発の発射速度を持つ6連装のバルカン砲で、TVカメラの画像信号を用いた自動追尾機能を有しており、精度の高い射撃が可能です。射撃範囲は方位角360度、高低角-5〜+80度の範囲におよびます。

VADS1(改)20mm対空機関砲の実弾。結構大きいです。分速3,000発で射出される弾丸は、射撃時の音が「ダダダダ・・・」ではなく、「ヴォーン」と聞こえるそうです。

91式携行地対空誘導弾(SAM-2)。
大きさは全長1,470mmで、射手が肩に担ぎ上げる重量は約17kg程度です。その誘導方式がユニークで、可視光イメージホーミング方式と呼ばれ、標的の可視光イメージを記憶して追尾するミサイルです。この方式は従来の赤外線誘導方式と違って、フレア等を使ったIRCM(赤外線妨害)では妨害できません。ただ、可視光を用いるのみでは夜間や悪天候時の交戦性に欠けるため、赤外線誘導を併用したハイブリッド型の誘導方式となっているそうです。
ミサイルの最大射程距離は約5,000m程度と言われています。

当たり前ですが、展示している装備品にはミサイルは入っていないので、希望者には持たせてくれます。警備している自衛官が、機密に触れない範囲で簡単な操作説明もしてくれます。(写真は私ではありません。)
私も持ってみましたが、思ったより軽いです。引き金はおもちゃみたいで、簡単に操作できるよう工夫されている感じがしました。

81式短距離地対空誘導弾。
防衛庁(現防衛省)技術研究本部と東芝(!)が開発した、防空用地対空ミサイルシステムです。略称はSAM-1。「ショートアロー」という愛称が一応あるそうですが、自衛隊ではほとんどの兵器、装備品を米軍のように愛称では呼ばず、形式で呼ぶことが多いようです。従ってこのミサイルは通常、短SAM(たんさむ)と呼ばれるそうです。
東芝ってミサイル造っているんですね。三菱や富士重工は割と知られてますけど。

SAM-1は、一見してミサイルだとわかりやすい形状の為か、自衛隊の装備の中では割とメジャーで、ガメラやゴジラなどのSF映画によく登場するそうです。でもSF映画の怪獣にはいつも全然きかないですよね(笑)。
駐留米軍の基地のお祭りにも行ったことがありますが、米兵とくらべると、自衛官の方がきちんと真面目にやっている感じがします。自国の人だから、ひいき目に見てしまうのでしょうか。警備にしても、自衛官はきちっと直立しているのに対して、米兵はガムをくちゃくちゃかみながらだるそうに警備していて、ひどいときはピザ食べてたりします。こういう所にも、国の違いが出ますね。
関連記事
●陸自祭2007
●キャンプ・キンザー
●普天間基地
2007年12月13日
ふたご座流星群

今日から15日まで、ふたご座流星群が見れるそうです。夏のペルセウス座流星群とともに活発な流星群を見せてくれることで知られている、三大流星群の1つ、ふたご座流星群。12月15日の3時ごろピークになると予想されています。
ふたご座は一晩中見えていて、比較的見つけやすいオリオン座の近くなので、観測条件としては最良の流星群です。今日の天気ではちょっと無理ですが、14日は晴れそうだし、宵には月も沈むので、絶好の条件で流星を観測できるみたいです。
昔私が住んでいた東京は、スモッグのせいで晴れていても星はあんまり見えません。だから流星群を見たい人は、わざわざ郊外の山の上に防寒服を着て行ったりして、強烈な寒さに耐えながら見ます。
その点沖縄はいいですね。那覇でもけっこうよく見えるし、全然寒くないし、やんばるや離島に行ったらもっとよく見れるでしょうね。
多いときは1時間に30〜50個くらい流れるそうですよ。


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