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キンバリー・プロセス

2008年06月23日



「キンバリー・プロセス」。
この言葉を知っていますか?


知らなければ、「シエラレオネ」という国の名を知っていますか?


あなたはタイヤモンドを持っていますか?

それには「キンバリープロセス証明書」は
付いていますか?



生々しい話になりますが、もしこの証明書が付いていなければ、あなたの指や首飾り等に輝くタイヤモンドは、「紛争ダイヤモンド」の可能性があり、殺された黒人奴隷の遺体の腹を割き、その胃袋から取り出された物かも知れないのです。


信じられないかも知れませんが、本当の話です。
ダイヤ買った宝石店に文句を言いたいところですが、それは無駄です。


こうした紛争ダイヤモンドは、密輸と密売を繰り返し、
その途中で、巧妙な手口で「正規に採掘されたダイヤ」にされてしまうのです。
マネー・ローンダリングと同じです。


ですから、宝石店でもどこで採掘され、どういう経路をたどってきたかはわかりません。
仮に知っていたとしても、絶対に本当のことは言いません。売れなくなるからです。


ダイヤモンドは4月の誕生石です。
石言葉は「永遠の絆・純潔」ですが、
その採掘方法や、販売経路はその言葉の正反対です。



私は、NHKのBSドキュメンタリー
「シエラレオネ 血塗られたダイヤ」を見て愕然としました。



シエラレオネ共和国、通称シエラレオネはアフリカの北西部、大西洋岸に位置する小さな国です。


北はギニア、南東はリベリアと国境を接します。奴隷制から解放された黒人達の移住地として1808年にイギリスの植民地となり、1961年に独立しました。


しかし約10年近く続いた内戦により、今でも世界で最も平均寿命が短い国のひとつとなっています。平均寿命はおよそ37歳で、世界177カ国中170位です。


内戦の原因は同国の豊富なダイヤモンド資源です。


反政府武装集団である革命統一戦線(Revolutionary United Front、略称RUF)は、反政府活動を行うために兵士と資金が必要でした。


序盤にシエラレオネ東部のダイヤモンド鉱山を抑えたことにより豊富な資金と武器を確保、後先を全く考えない虐殺と破壊行動を繰り返すようになります。


その際、躊躇(ちゅうちょ)なく多数の住民の殺害、レイプ、手足の切断、暴行、拷問など、やりたいほうだい行い、村々を焼き払いました。また、村々の少年少女を拉致し、麻薬漬けにした上で少年兵として勢力に組み込み、戦闘を拡大させました。




革命統一戦線が約10年間続けた内戦は、ただでさえ少ない国内のインフラを壊滅状態とし、内戦終結後も多くの国民に苦痛と後遺症をもたらしました。


RUFによる大虐殺の死者は約5万人で難民が450万人にも達する(シエラレオネの人口は500万人です)という悲惨を極める状況だったそうです。


内戦に深く関与したRUFの、一般市民の虐殺・暴行、都市の破壊、各国の調停団を拘束するなどの行動が国際的な非難を浴びました。


日本では非常に高価な宝石で知られるダイヤモンドですが、RUFに強制労働をさせられている、100万人はいると思われる採掘労働者の1日の日当は、たった30セント(約30円)だそうです。




その方法は、重機など無く、シャベルで手作業で土を掘り、ダイヤを含んだ泥を汲みだす作業を1日9時間。




それを川で洗い、ダイヤが見つかれば、見張っているRUFに渡します。ダイヤが見つかれば、特別報酬がでるそうですが、ある労働者の男性によると、20年も掘り続けて、見つけたダイヤの数は15個だそうです。


番組の中で、元RUFの少年兵は、当時のことを語っていました。「採掘労働者を見張り、盗んだ者は射殺した。飲み込んだ者は、腹を裂かれた」そう言いながら、少年は顔を苦痛で歪めて泣き出しました。少年の心の傷は、一生消えることはないでしょう。


一方で、ダイヤモンドを売買していたのは、
アメリカの「デビアス」という会社で、
一時は世界中のダイヤモンドをほぼ独占していました。


またアメリカか、と思いますが、デビアスが有名なのは、
ダイヤの独占ではなく、巧みな広告宣伝でした。




当時は一部の特権階級しか手に出来なかったダイヤモンドを、デビアスは巧みなマーケティングで『ダイヤモンドは永遠と愛の象徴』として、婚約・結婚指輪の理想であると宣伝しました。この非常に成功したキャンペーン活動は以下が有名です。

* ロマンス映画中で結婚祝いとしてダイヤモンドを使う
* 有名人を使い、雑誌や新聞中にダイヤモンドのロマンチックな面を想起させるストーリーを掲載する
* ファッションデザイナーや流行仕掛け人を雇い、ラジオやテレビで流行を広める
* ダイヤモンドを広めるために英国王室に献上する

このデビアスのPR機関N.W.アイレ親子商会によって立案されたキャンペーンは、人々にブランド名を植え付けることなく、ただダイヤモンドの理想的な永遠の価値を表現するという点で、後年長く模倣される新しい広告形式(イメージ広告)でした。




日本でも黒バックに「ダイヤモンドは永遠の輝き De Beers」とだけ銀文字で大書されたCMが知られています。
日本の有名な百貨店のほとんどに、デビアスのブティックがあります。


その、アイレによって作成されたスローガン『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』はマーケティングの歴史の中で最も成功したスローガンと言われています。


しかしその実、1990年当時、3分の1位は血塗られたダイヤでした。国連は1998年に、初めて紛争ダイヤモンドを戦争資金の元になっていると指摘しました。


1999年、8年間の内戦後、シエラレオネ政府と革命統一戦線(RUF)の間で交渉が行われ、終戦、全戦闘員の武装解除、挙国一致政府の樹立を定めたロメ合意(Lome Peace Agreement )が結ばれるに至りました。 国連と西アフリカ諸国経済共同体が、合意の形成に貢献しました。


2000年5月、アフリカのダイヤモンド生産国は、南アフリカのキンバリーで会合を開き、紛争ダイヤモンドの取引を停止でき、ダイヤモンドを購入する人が、そのダイヤが暴力に加担していないものかを確かめることができる方法を策定しました。


2000年7月19日、世界ダイヤモンド会議(World Diamond Congress)が、アントウェルペンで開催され、ダイヤモンド産業が、紛争ダイヤモンドを防ぐための能力を強化する決議を採択しました。


この決議により、紛争ダイヤモンド取引を行ったとされるすべての個人を、世界に24ある世界ダイヤモンド取引所連盟(World Federation of Diamond Bourses)のダイヤモンド取引所から締め出すことになりました。


そして、政府、ダイヤモンド会社、NGOの2年の交渉の結果、2002年11月に、キンバリープロセス認証制度(KPCS)が採択されました。 KPCSは、2002年3月13日に国連によって承認を与えられました。





上の写真が「キンバリープロセス証明書」です。


この真実を伝えたBSドキュメンタリー「シエラレオネ 血塗られたダイヤ」の映像は、イギリスのInsight News TVが制作した「Blood on the Stone」を日本語訳した物です。


番組制作に協力した、シエラレオネ出身のドキュメンタリストのソリウス・サムラ氏は、真実を世界に伝えるため、レオナルド・デカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」にもコンサルタント的な役割で関わっているそうです。



映画「ブラッド・ダイヤモンド」は見ましたが、デカプリオが密売人の役で、いい演技をしています。残酷なシーンがありますが、現実を見てきたサムラ氏によれば、「あまり残酷にすると、人が見てくれなくなるので、事実よりもかなりゆるくしてもらった」そうです。


この映画製作中や公開にあたって、ダイヤモンド業者から
さまざまな圧力がかかったそうです。


ちなみにこのキンバリープロセスは現在世界71カ国が参加しており、日本も入っています。驚く事にシエラレオネとアンゴラもキンバリープロセスに入っています。


しかし、「シエラレオネ 血塗られたダイヤ」の制作で、サムラ氏は、自ら体当たりルポをします。シエラレオネのコノ県で採れたダイヤを、隣国ギニアに持ち込めるか、要するに密輸できるかどうかを実験したのです。


シエラレオネとギニアの国境は、密林の奥にあり、検問も警備員もなく文字通り、素通りできます。


ギニアで採れたダイヤということにすれば、
"キンバリー・プロセス"の証明書も貰えるのです。


さらにギニアでは、シエラレオネの3倍の値が付きます。
そのため今でも4分の1のダイヤが密輸なのだそうです



サムラ氏は、ギニアに密輸したシエラレオネのダイヤの原石を、ニューヨークで売ってみることにしました。アメリカですから、もちろんキンバリー・プロセスがなければ密売として犯罪になります。


ところが驚くことに宝石商は、「キンバリー・プロセスがない」と言っても、簡単に買ってくれそうでした。
「全部廻してくれ」とも言っていました。


「いまだに十分に機能していない"キンバリー・プロセス"。紛争ダイヤを追放し、人々の犠牲を無くすのが、この制度の目的です。アフリカをはじめ、世界中の人々に仕事をもたらすダイヤ。しかし、この石が、暴行や殺人の資金源になっているとしたら・・・ 愛の証の贈り物にしてもよいものでしょうか?考えてみてください」
サムラ氏の言葉が響きました。


番組の最後に、アフリカ原住民のお婆さんがこう言っていました。
「こんな石など無ければ良かった。
血塗られたダイヤには、呪いをかける」


ダイヤモンドを買うときは、せめて、正規の信用できるお店で、"キンバリー・プロセス"の証明書があるかどうかを確認してから買いましょう。


石油や黄金、ウラン等にも似たような状況が存在します。


沖縄には、そういう資源が無くて良かったです。
東シナ海のガス田も、1年くらいで無くなる程度の微々たる埋蔵量だそうですから、
あまり意識しなくていいと思います。


有効資源が沢山あるところには、必ず人の血が流れます。


必要なものが、必要なだけあればいい。
余計なものは、いりません。 


Posted by 相方さん at 23:00Comments(0)格差社会

異様に高い公務員の給料

2008年05月24日



「医療、介護を含めて増大する社会保障全体の財源を確保するには、将来的には消費税増税が不可避。最低でも3.5%の引き上げが必要」


などと、道路貴族どもが寝言をほざいている今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。


有名な、日本国憲法の前文の一部には、


「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

とあり、


また、日本国憲法第十五条【公務員の選定罷免権、公務員の性質、普通選挙と秘密投票の保障】第二項には、


「すべて公務員は、
全体の奉仕者であつて、
一部の奉仕者ではない。」


と明記されています。


今の日本で、どれほどの公務員がこの「人類普遍の原理」を守っているでしょう?


既得権益にしがみつき、何が何でも国民から税金を搾取(さくしゅ)し続けて、癒着している土建屋や天下りどもと超セレブ生活を続けたい自民党と、憲法第二十条「政教分離の原則」を無視して公明党などと名乗る創価学会の腐敗連立政権。


口を開けば「深刻な財政難」


その陰で、国交省のお役人や天下りどもだけが享受する高級マンション、高級車、ゴルフ、国内外旅行、料亭、マッサージチェア、高級釣り竿や魚群探知機まで、無意味極まる税金支出。


それにも飽きたらず、カラ出張や白紙領収書へ実態のない巨額な購入費の記入による莫大な公金着服。


そんな事を何十年もやってきたんだから、そりゃ「深刻な財政難」にもなるでしょう。


そんな状況なにもかかわらず、公務員の中途採用者選考試験は大人気で、
競争率は実に165倍だそうです。


バカらしくて、もう民間ではやってられない、という気持ちなのかも知れませんが、
これでは、よほど優秀でないと採用される見込みはありません。


公務員は倒産もリストラもなく、安定しているという一面もありますが、
一番の理由は、給料の高さのようです。


大企業の本社が集中する東京では、さほど感じませんが、
格差社会に苦しむ地方都市では、その差は歴然としています。


公務員の給料は、各市役所の広報誌などで一般に公開されています。夕刊フジBLOGの「これが地方公務員の高給実態だ!」では、総務省調査「地方公共団体の技能労務職員等の平均給与月額等について」による、電話交換手、守衛、自動車運転手、用務員の都道府県ごとの地方公務員の平均給与と民間企業の平均給与を道府県別ランクを一挙公開し、官民格差の実態を検証しています。


その表を見ると、民間企業よりも低い給与だったのは、広島の自動車運転手のみで、ほかは全て民間企業を凌駕(りょうが)する高給を得ているのです。


表には併せて対民間企業パーセンテージを示していますが、200%を超えるのが
電話交換手(埼玉)の473,900円、守衛(京都)の540,000円、用務員(神奈川)の 457,300円など。
150%を超えるのは118、全体の7割にも上っています。


ちなみに沖縄県は、電話交換手が365,300円、対民間企業171%で、47都道府県中30位、守衛が377,600円で、対民間147%、同32位、用務員が372,200円で、対民間163%、同29位です。


都道府県別の順位が高いほど、格差が大きいということになるので、
沖縄は思っていたよりも格差は大きくないようです。


まあ、沖縄は全体的に所得が低いので、あまり喜べませんけど。


それでも、電話交換手の月給が36万円なんて、
民間のコールセンターではありえないですよね。

ましてや「電話交換手」って… 
このデジタルの時代に何をやっているんですかね。



用務員のおっさんなんて、小学生の頃、バカにしてたもんです。
まさか月給40万なんて思いもしませんでした。
残業代は別ですから、大企業の管理職並の給料です。驚きです。


そもそも、電話交換手や守衛、用務員といった職業は、あまり高度な専門技能が求められる職業ではないと思います。そんな人達に40万も50万も支払っているのです。


当然このお金は
私たちの税金です。



ですから、やはり民間が納得できる妥当な金額にした方がいいと思います。
だいたい、月給50万円の京都の守衛って
何をしてるんでしょうか。



大阪の橋下知事も「公務員の人件費は高すぎる」と涙ながらに訴えていましたね。
気持ちはよくわかります。個人的にはあまり好きではない人ですけど。


警察官や消防士など、高度な専門性を要求され、場合によっては命にもかかわるような業務についている公務員は、高い給料が支払われてしかるべきだと思います。そのために税金を払っているのです。


先述したような守衛、用務員などといった、単純作業は民間に委託して、
人件費を抑えるべきです。
無駄な公共工事もありますが、この無駄に高い人件費も財政難の原因です。


加えて、公務員は、コネで無試験で入っている
無能な人間がかなりいるといいます。



私は過去に、公共団体の職員と一緒に仕事をしたことが何回かありましたが、たしかに、優秀な人物とはとても思えない人ばかりでした。中には、アルバイトレベルの仕事もできず、いると邪魔なので、「あとは私達がやりますよ」と言って帰ってもらった人もいました。
こんな人間でも、私よりはるかに高い給料を税金からもらってる事は知っていたので、あの時は心底腹が立ちましたね。


その上、公開されているのは「表向きの」金額です。
裏でどれほどの横領・着服があるかはわかりません。



巨額の赤字に苦しんでいるというのなら、この不必要に高い給料の理由を市民に説明して納得してもらい、説明責任を果たす必要があります。


その際、間違っても、国土交通省のような説明はしないように。


道路特定財源を使って娯楽施設として造営したテニスコートは、『カラー舗装の試験』のためで、購入した野球やサッカーのユニフォームは『作業服』で、挙げ句の果ては、マッサージチェアの購入は、「災害時の職員の疲労回復用」として『工事雑費』なんだそうです。


これで納得する国民がいたら見てみたいもんです。


「消費税増税が不可避」ではなく、
「呆れた無駄遣いと、着服金の返還が不可避」
なんじゃないんですか。



ねえ、「道路族のドン」古賀さん。
よく暴動が起きないと思いませんか。


日本国民が穏和な人ばかりでよかったですね。


でもみんな怒ってますし、呆れてます。


テレビで、地方の農家のおじさんが、
「どうせ大したことやらねえなら、
公務員とか、官僚や政治家なんて、
いい大学でた優秀な人じゃなくてもいいんじゃないの」

と言っていたのが印象的でした。


高学歴って、詐称もできるし、買えますからね。高いですけど。 
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Posted by 相方さん at 23:00Comments(1)格差社会

ガソリンが高くなりますよ~

2008年04月25日




予想通り、与党は参院で審議中の、ガソリン税の暫定税率を復活させる、租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決し、成立させます。政府は、同法案の施行日を、5月1日とすることを決めました。


これで、早ければ、5月1日からガソリンが元の高値に戻ります。


予想通り、民主党の小沢代表は、どっかいなくなっちゃいました(笑)。


福田首相は、再可決の必要性を国民に説明するための記者会見を30日に開く方向で検討しているそうです。聞いても無駄ですけど。


「国民生活や地方財政の混乱を最小限に抑えるために再可決せざるを得ない。」そうです。


そうですか。


道路族の国土交通省は、道路関係部局の職員のために借り上げている民間マンションの家賃として、2007年度に道路特定財源から約1億3000万円を充てていたそうですね。一戸あたりの平均月額家賃約8万7000円のうち、約7万5000円を補助していた計算になります。


そんなのは氷山の一角で、道路族の天下りの連中は、毎月のように「視察」「交流」と称して海外旅行に出かけていたそうですね。その内容は、観光、グルメ、ショッピング。飛行機はファーストクラス、五つ星ホテルのスイートルーム。奥さんや愛人のお土産まで全て公費で支払われていて、1回の出張費が500万~1千万円。


まるで貴族ですが、その財源は私たちが払った税金です。


ウィキペディア丸写しのレポート提出1回で1億円もらってた人もいるそうじゃないですか。


地方財政ならとっくに混乱してますからご心配なく。天下りの人たちの税金は随分余っているようですから、そちらと相談してください。これ以上私たちから金をとらないで下さい。


金ならもう無い。泥棒。


日本はどんどん社会主義化していますね。チベットみたいにならないといいですけど。


いくら訴えても、結局道路族が強いので、といあえず自己防衛するしかありません。


一番考えられるのは、ガソリンの買いだめですが、ガソリンは灯油と違って爆発の危険があるため、制限がたくさんあります。


特に、灯油用ポリ容器(20リットル)にガソリンを入れることは非常に危険ですので、消防法で厳しく禁止されています。


ガソリンは気温が-40℃でも気化し、小さな火源でも爆発的に燃焼する物質です。
ガソリンの蒸気は、空気より重いため、穴などに溜まりやすく、離れた所にある思わぬ火源(ライター等の裸火、静電気、衝撃の火花等)によって引火する危険性があります。


ガソリン携行缶や、ガソリン用金属缶など、消防法令に適合した容器で保管する場合でも、合計40リットル以上のガソリン又は合計200リットル以上の軽油を保管する場合は、建物の大幅な改修が必要となるなど、面倒な制限があります。それくらい火災が容易に起きやすい危険物質であるということです。


セルフスタンドでは、利用客が自らガソリンを容器に入れることはできません。


40リットルなんて1回満タンにする量と変わらないので、結局、値上げ前に車に満タンに入れるしかないみたいです。


これからガソリンスタンドが混みそうですね。早めに入れときましょう。
ガソリン携行缶や、ガソリン用金属缶などに買いだめる人は制限量を超えないように、スタンドの人と相談してください。


できれば、ガソリンや軽油の買いだめは危ないので、極力控えましょう。


私の車も燃費が悪いんですよ。


天下りの人、ガソリン安くできないなら沖縄県民全員にプリウスを買え(笑)。
 


Posted by 相方さん at 11:00Comments(0)格差社会

シュガー社員

2008年03月17日




「シュガー社員(しゅがーしゃいん)」という言葉があるそうです。


名付け親は、札幌市の社会保険労務士、田北百樹子(ゆきこ)さん。


田北さんは、ここ数年、顧問先企業からの労務相談などを通じて、「困った社員」の存在を知るようになりました。周囲のことを考えず、自分に甘い、甘すぎる社員…。そんな彼、彼女たちを田北さんは「シュガー社員」と命名。『シュガー社員が会社を溶かす』(ブックマン社)という本も出版しました。


一例を挙げれば、

・突然何の連絡もなしに会社を辞める。

・定刻通りに出勤しない(時間にルーズ)。

・会社よりもプライベートを優先し、業務に支障をきたす。

など、シュガー=砂糖→甘いから、甘やかされて育った若者が自覚なく社会人になったために生まれた言葉としています。


『シュガー社員が会社を溶かす』で挙げられているタイプは以下の通りです。


・タイプ1  ヘリ親依存型 (ヘリ親とは、ヘリコプターペアレンツのこと)

例:上司から叱責されると、「親にだって叱られたことがないのに!」などと言い出し、後から親が会社に来て抗議する。過保護な親(ヘリコプター・ペアレンツ)がへばりつき、自分で判断できない。


・タイプ2  俺リスペクト型シュガー社員
例:電話応対などの仕事に「バイトかハケンにやらせればいい」と言って、やろうとしない。
とにかく自分が大切、大好きで、自分に極甘。仕事ができないのは、会社のせい。


・タイプ3  プリズンブレイク型シュガー社員

例:顧客とのトラブルを注意されると、「俺のこと、もっと上手に使ってくださいよ」など、屁理屈を言い出す。
まじめ、実直だが、実践力と体力がない。壁にぶち当たると乗り越えられず、楽な方へ逃げる。


・タイプ4  ワンルームキャパシティ型シュガー社員

例:仕事で臨機応変な対応を求められると、「そんなこと、最初に言われていない」などと言い出す。
小さなルーチンワーク(単純作業)はこなすが、仕事が増えたりするとパニックに。キャパが狭い。


・タイプ5  私生活延長型シュガー社員

例:仕事の姿勢や態度で叱られると、「逆ギレっすか!」などと自分が逆ギレする。
勤め人意識が低く、私生活の感情を持ち込む。仕事はそこそこでも、権利意識は一番強い。


同書では、「仕事に興味を持ってもらう」「本人のプライドを傷つけない」「無理な成長を願わない」といった各対処法もアドバイスしていますが、結論からいえば、「シュガー社員に対する教育は非常に難しい」と田北さん。そして、「昔とは会社員のあり方、考え方が違う。企業にはそれを踏まえ、もっと労務管理に目を向けてほしい、と言いたいんです」といっています。


大きな対策となるのが“水際”、つまり採用時のチェックです。なかでもすぐ退職するプリズンブレイク型については、採用面接時のチェック項目も紹介しています。

 ≪感銘を受けた本を聞くと、最近のベストセラーを上げる≫≪前の会社の退職理由を訊ねると、クドクドと前の会社の悪口をはじめる≫≪労働条件の話になると、がぜん食いつく≫≪ちょっと難しい質問をすると不快そうな顔をする≫…。

 「企業は社員の選別基準をしっかり持つべきです。短期間で退職したような社員がいたら、なぜそうなったのか、同じテツは踏まないように力を注ぐ。入社していたら、他のみんなが一生懸命仕事して、シュガー社員がいられなくなるような組織づくりも必要。大学の就職課職員の話で、確実にシュガー社員になるだろうと思われる学生が採用され、企業は見る目がないと思われています」と田北さん。


皆さんの会社にも「シュガー社員」いますよね。


こんな人、どこの会社にもいるような気がします。


特に大企業や公務員には多そうですよね。


最近、公務員に対しての風当たりが強いですが、社会保険庁の醜態を見れば当然だと思います。


こういう組織には年配の「シュガー社員」もいるんでしょうね。


ちなみに公務員の給与は毎年公表されています。
平成19年度の沖縄県は、一般行政職の場合、


平均年齢43.1歳、

平均給料月額は337,400円です。


また、これとは別に、期末手当、勤勉手当と称されるボーナスが、


夏、冬合わせて4.35月分で、
平均給料月額で単純に計算すると、1年間のボーナスだけで、

1,467,690円にもなります。



沖縄の民間企業との差はあまりにも大きいです。
皆さんが勤めている会社も、よくてもこの3分の1くらいですよね。


公務員の一般行政職って、それほど高度な専門性を要求される業務を遂行し、重い責任を担うようなイメージはないんですけど。

そんなにすばらしい人材なら公金着服なんてしないですよね。

財源不足なら人件費を削ればいいだけの話じゃないんですか?



しかも、この給料、私たちが払わされている税金なんですよ。


『シュガー公僕が日本を溶かす』という本の方が売れそうな気がします。 


Posted by 相方さん at 23:00Comments(1)格差社会

100均

2007年07月19日

格差社会に苦しむここ沖縄。県民はなるべく安い物を手に入れようと、農作物直売所へ行ったり、スーパーの限定セールに行ったりと、節約に励んでいます。

そんな私たちに人気があるのが「100均」と略称される100円均一ショップです。
県内では主に「ダイソー」が有名です。物によっては300円の物もありますが、とにかくいろいろな物があっておサイフにやさしいので人気があります。

しかしちょっと考えましょう。「100均」の商品は必ずしも安全とは限らないようです。

100円ショップの安さは、製品の製造を中国に委託してコストを下げていることにあります。しかしこの中国という国の安全衛生基準が問題なのです。

産経新聞の報道によれば、ダイソーで販売されていた中国製の使い捨て歯磨き粉からジエチレングリコール(DEG)が8.5%検出され、ダイソーは店頭から商品を撤去しました。昨年8月から計130万1328本(18万5904パック)が出荷されたらしいので、当該製品をお持ちの方は即座に使用を中止し、廃棄すべきです。

ジエチレングリコール(DEG)は、よく不凍液のほか、ブレーキ液、潤滑剤、インキ、織物の柔軟剤、接着剤などに使われます。食べたり、飲んだりすると肝、中枢神経系、腎への毒性があり、死亡例では、下痢や嘔吐が続き、最終的には腎不全に至り死亡するケースが多いといわれる有毒物質です。

検出量は微量で毎日使ったとしても健康に直ちに害が出ることは無いと言うことですが、毒物を摂取させられていると考えるとぞっとします。

また、「中国情報局」によれば、
特に問題が深刻なのはプラスチック製の弁当箱、椀やトレーで、原料に廃棄プラスチックが使われていたり、薬品が添加されているために、熱い食品や油を入れた際に有害物質が溶け出し、急性あるいは慢性中毒の原因になるという。胎児に奇形を生じさせる催奇性物質や発がん性物質も指摘された。とあります。製造コストの安い中国産の紙コップや割り箸などの使い捨て容器・食器を継続的に利用することで体の中に有毒物質が少しずつ蓄積されている可能性があるわけです。

現状のスーパー、コンビニエンスストアなどで利用されている食品容器の大半は国産で、中間に再生材を利用することはあっても、食品に接触する表面にはバージン材(再生材ではない材料)を利用しています。これは、原反シート成型時に出る端材を粉砕したものを再溶融したものであり、密閉された製造建屋において200〜300℃で成形されるため、雑菌や危険物質混入の可能性は低いといえます。使い捨て容器はコンビニで買いましょう。

中国政府関連部門は今後2年内に金属、紙、陶器製の食品包装、容器などに対して許可制を導入する方針だそうですが、それではあまりに遅すぎます。

さらに、読売新聞が伝えたところによれば、中国でレストランの紙ナプキンやつまようじに様々な病原菌が発見されたそうです。
発見された紙ナプキンは、回収したゴミを漂白したものが流用されており、製紙工場の作業員は「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言しています。色つきのナプキンの中には、漂白剤すら利用せずゴミを着色してごまかしただけのものもあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたということです。
一方、つまようじにかんしても、レストランやゴミ捨て場から回収したつまようじを水につけて汚れを落とし再包装した回収ようじも発見されており、大腸菌や結核菌、エイズウイルスが検出されたそうです。

私も武術での中国留学経験がありますが、むこうでは、もともと安全衛生の意識が非常に低く、口に付けるものにも関わらず、それによって他人が死のうが気にしない独善的な中華思想が蔓延しており、非常に怖いです。近年経済面では著しい成長をしていますが、まだ社会主義、発展途上国の悪しき側面が残っているといえます。日本で大騒ぎになった不二家事件なんて中国に比べたらかわいいものです。

段ボール入り肉まんは嘘だったそうですが、仮に本当でもさほど驚かないのが中国という国ですから、中国製品には気をつけましょう。 


Posted by 相方さん at 19:13Comments(2)格差社会