普通のデジカメを無線LAN対応にできるメモリーカード
2009年02月24日
デジタルカメラで写真を撮った後に、パソコンに画像データを移すのは、
何となく面倒臭いですよね。
ついつい後回しにしてしまい、メモリーが一杯になってシャッターチャンスを
逃してしまった、とか、
「すでに保存した」と勘違いして、メモリーカードから消去してしまった!
なんて苦い経験はないですか?
こうした事を避けるために、最近は、無線LAN機能を内蔵したデジカメも出て
きましたが、高いし、そのためにわざわざ買い換えるのもちょっと…。
そこでアイファイジャパンは、「無線LAN機能を内蔵した」SDカードを発売しました。
商品名は「Eye-Fi Shareカード」。直販価格は9,980円。
Eye-Fi Shareカードは、撮影した写真を無線LANアクセスポイントを経由して
パソコンに自動保存できます。
写真共有サイトに、自動でアップロードする機能が備わっています。
パッケージには、容量2ギガバイトのEye-Fi Shareカード本体のほかに、
USB接続のメモリーカードリーダーが付属で入っています。
まず、このカードリーダーにEye-Fi Shareカードを差し込んでパソコンと接続し、
使用に必要な設定を書き込みます。
設定時は、付近にある無線LANアクセスポイントを自動で検出します。
使用するアクセスポイントを選択し、セキュリティキーを設定します。
以前当ブログ「無線LANは危ない」でも紹介したように、無線LANは、セキュリティが甘いと、
傍受されて悪用される危険が高いので、セキュリティはしっかり設定しましょう。
設定が済んだら、Eye-Fi Shareカードをデジタルカメラにセットして、
あとは通常通り撮影するだけでOKです。
撮影したそばから画像データを次々と転送し、パソコンに保存してくれます。
転送スピードは、IEEE802.11gに対応するアクセスポイント付近で撮影すると、
連写した写真6点(1点あたり約3メガバイト)で30秒ほどだそうです。
アクセスポイントがない場所で写真を撮っても、自宅に無線LAN機器があれば、帰宅して
デジカメのスイッチを入れるだけで、画像データがパソコンなどに保存されます。
ただ、デジタルカメラの電源が転送途中でオフになってしまわないよう、オートパワーオフの
設定を切っておく必要があります。
さすがに100枚単位、あるいは容量が100メガバイト以上の画像データを転送しようとすると
長い時間がかかり、デジタルカメラのバッテリーが持たないこともあります。
こういう場合には、普通のメモリーカードリーダーを使ってデータを転送する方が早いです。
ただし、こうした使い方をする場合には、Eye-Fi Managerのソフトは終了させておかないと、
Eye-Fi Shareカードは無線LANで無理矢理画像データを転送しようとしてしまいます。
最初に簡単な設定さえ行ってしまえば、あとは本当に手間いらず。デジカメからメモリーカードを
取り出したりする必要がなくなります。
使ってみるとその便利さは想像以上で、手放せなくなりそうですよ。
Posted by 相方さん at 19:00│Comments(0)
│新製品