てぃーだブログ › 相方さんが行く › 動物 › イソヒヨドリ

イソヒヨドリ

Bフレッツ

2008年06月19日



イソヒヨドリ。漢字で書くと「磯鵯」。


小さいし、かなりすばやく動くので、
携帯のカメラでここまで寄れたのは
奇跡的ですね。


沖縄に移住してから初めて見て、背中が青いので、
「綺麗な鳥だなあ」と思いました。


最初は沖縄の固有種かと思っていたのですが、日本全国にいて、そんなに珍しい鳥ではないそうですね。アフリカとユーラシア大陸にも広く分布していて、夏には北海道にもいるそうです。


東京では見たことがなかったのですが、横浜とか海の近くに行くと見られるらしいです。


東京で一番よく見る鳥は、やっぱりカラスですね。
生ゴミなどの餌が豊富なので、鷹かと思うほど巨大化していて怖いです。


人間を怖がらないばかりか、春から夏の繁殖期には襲ってくることもあるので、
その時期に子供連れで東京に出かける方は、カラスに注意してくださいね。


私が子供の頃は「カラスが人の真上を飛ぶと、その人はまもなく死ぬ」なんて迷信があったのですが、今の東京では、あまりにも多すぎて、そんなこと言ってられないですね。


その点、イソヒヨドリはかわいくていいですね。留まっている時に、尾を上下に動かすしぐさがかわいいです。名前通り、もともとは磯に多く生息していて、海岸の岩の隙間等に巣を作るそうです。内陸部でも湖の近くなどで多く見られるといいます。


沖縄は島なので、市街地も含め、どこにでもいますね。


スズメより、二周り程大きいので、たまにスズメを威嚇してたりしてますね。


ヒヨドリに似ていることからこの名がついていますが、分類上はヒヨドリ科ではなくツグミ科で、ヒヨドリとは全く別の鳥だそうです。


美声でさえずるといわれていますが、繁殖期(沖縄では2月~6月頃)は、はっきり言ってうるさいです。本来野鳥は繁殖期にさえずるものがほとんどですが、イソヒヨドリは繁殖期以外でも年中さえずっています。でもやはり繁殖期は、朝4時頃から盛んにさえずり、起こされてしまいます。


中国の北京郊外の岩山では、春にイソヒヨドリを捕らえ、その美声を愛(め)でるために飼育していたそうです。中国では、鳥籠を持って歩くのがお金持ちの象徴で、時代劇によく出てきます。今はいないみたいですけど。


日本では、イソヒヨドリは飼育することはできません。捕獲許可や飼養許可などを事前に得ていない場合、無断での捕獲や飼養は鳥獣保護法違反となります。
あまり「飼おう」とは思わないですけど。


野鳥はやはり自然の中で自由に飛んでいた方がいいですね。


ところが、イソヒヨドリは日本国外にも分布するため、「海外産(?)」のイソヒヨドリがペットショップで販売されていたりします。鳥獣輸入証明書が添付されていても、その証明書が本物なのか、国内で密猟された個体なのか、簡単にはわかりません(ダイヤモンドの証明書もそうですよね)。仮に、本当に海外産の個体であった場合でも、飼育中に逃がしてしまうと生態系に問題が生じます。密猟者にお金が渡ってしまいますし、生態系を壊してしまうことになるので、買ってはダメです。


雑食性で、昆虫類、果実、トカゲ、フナムシ、ムカデ、カニなどいろいろな物を食べるそうです。繁殖期は特に食欲旺盛です。


この前、海辺でパンを食べていたら、いつの間にか横にきて、こぼれたパンをすばやく拾って食べちゃいました。


味を占めたのか、手が届かない絶妙な位置に居座って、「もっとくれ!」と言うようにピーヒョロロとうるさいので、パンのかけらをやったら、がつがつと食べ始めました。そして残りをくわえて飛び去っていきました。


野鳥に餌やっちゃいけないんだけどな…と反省していると、またやってきて、
くわえていた虫を置いて、飛び去っていきました。


…お礼?
いや、ありえないし、いらない。
動物が食事を差し出すというのは最大の親愛表現ともいわれていますが…。
ナショナル・ジオグラフィック誌の写真家ポール・ニックレン氏は、野生のヒョウアザラシを撮影している間に仲良くなり、ヒョウアザラシはポール氏に自分のエサのペンギンを運んでくるようになったそうです。
ポール氏はこの経験を決して忘れることはないだろうと言っています。


でもこういう場合、どう対応すればいいんでしょうね。
結局、虫は、そのままにして帰りましたけど。


それにしても、一番近くにきた瞬間を撮れたのは、
我ながら上出来でした。色は悪いですけど。


高倍率ズーム付のデジカメほしいですね~。




同じカテゴリー(動物)の記事
食べながら寝る猫
食べながら寝る猫(2008-07-14 23:00)

ネコのキック
ネコのキック(2008-05-06 23:00)


Posted by 相方さん at 23:00│Comments(0)動物
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。