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黄砂がすごいです

Bフレッツ

2010年03月21日

黄砂がすごいです

中国からやってきた黄砂によって、写真のように
一面黄色く霞んでいる、こちら沖縄那覇です。


黄砂がすごいです

普段はこんな風に見える景色なので、
いかにすごいかが、わかるかと思います。



黄砂(こうさ、おうさ)とは、特に中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠の
砂塵が、強風を伴う砂嵐などによって上空に巻き上げられ、東アジアなどの
広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ気象現象です。


黄砂がすごいです

これは中国北京の黄砂の様子。日本より深刻ですね。



黄砂には季節性があり、春に最も多く発生するといわれていますが、
秋にも発生します。



代表的な発生地は、タクラマカン砂漠(中国西部)、
ゴビ砂漠(中国北部・モンゴル南部)などです。




「おお、はるかシルクロードの砂か。」と、感慨にふけっている
場合ではありません。



車が砂だらけですよ!
洗車したばかりなのに!




午後にかけて更に強くなるそうなので、
今日一日は、あまり外に出ないほうがいいですね。



外出する人は、マスクをつけたほうがいいです。
砂を吸い込んで、体に悪いのですよ。



中国で観測されるものは粒の大きいものが多く、
日本で観測されるものは粒の小さいものが多いです。



黄砂の分析では、おおむね1μm(1マイクロメートル=0.001ミリメートル)から、
30μm位のものが多く、非常に粒子が細かいです。



黄砂の粒子は非常に細かいため、吸い込むと、
肺の末端にまで到達するとされています。




黄砂自体はアレルギー物質ではないものの、汚染物質が付着したときに
何らかの相乗効果を及ぼし、汚染物質が人体に及ぼす悪影響を増幅させている
可能性も指摘されているのです。



実際、黄砂が多い日には、咳、痰、喘息、ただれ、鼻水、痒みといった
呼吸器官への被害や、目や耳への被害が目立ち、
花粉症、喘息、
アトピーなどのアレルギー疾患の悪化が見られるそうです。



鳥取県衛生環境研究所の調査では、2005年4月に黄砂を含む
大気中の成分を調べたところ、平均値に比べて

ヒ素が22倍、マンガンが13倍、クロムが7倍、
ニッケルが3倍

という高い数値を記録しています。



いずれも過剰に曝露されると人体に有害な物質です。
特にヒ素は毒性が高いので注意が必要です。



1995年 - 1998年の春に韓国で行われた疫学調査では、黄砂の飛来時に
高齢者の死亡率が2.2%上昇したほか、
呼吸器・循環器・眼科の入院率や通院率が上昇したとのこと。



中国の新聞の報道によれば、砂塵の飛散時には肺の感染症・心臓血管の疾病・
心筋梗塞・高血圧・脳卒中などの増加が見られるそうです。



そのため、中国や韓国では、黄砂の濃度が高い場合に、マスク等の着用を奨励したり、
外出を控えるよう促したりする情報が、公的機関によって発表されています。



黄砂がひどくなると「砂塵嵐」となり、日本にはきませんが、
中国ではたびたび発生するそうです。



「砂塵嵐」とはどんなものか、イラクで撮影された映像をご覧下さい。



こんなのが来たらたまりませんね。
堅牢に造られている米軍の戦車でさえ、砂の微粒子が
エンジン内に入り込み、故障してしまうそうです。



沖縄に来るくらいの量では、車が故障することは無いでしょうが、
車を大切にしている方は、念のため今日は運転しないほうがいいですね。



明日は洗車場が混むだろなあ。
あ~あ。




タグ :沖縄黄砂

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Posted by 相方さん at 13:32│Comments(0)沖縄生活
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