100均

相方さん

2007年07月19日 19:13

格差社会に苦しむここ沖縄。県民はなるべく安い物を手に入れようと、農作物直売所へ行ったり、スーパーの限定セールに行ったりと、節約に励んでいます。

そんな私たちに人気があるのが「100均」と略称される100円均一ショップです。
県内では主に「ダイソー」が有名です。物によっては300円の物もありますが、とにかくいろいろな物があっておサイフにやさしいので人気があります。

しかしちょっと考えましょう。「100均」の商品は必ずしも安全とは限らないようです。

100円ショップの安さは、製品の製造を中国に委託してコストを下げていることにあります。しかしこの中国という国の安全衛生基準が問題なのです。

産経新聞の報道によれば、ダイソーで販売されていた中国製の使い捨て歯磨き粉からジエチレングリコール(DEG)が8.5%検出され、ダイソーは店頭から商品を撤去しました。昨年8月から計130万1328本(18万5904パック)が出荷されたらしいので、当該製品をお持ちの方は即座に使用を中止し、廃棄すべきです。

ジエチレングリコール(DEG)は、よく不凍液のほか、ブレーキ液、潤滑剤、インキ、織物の柔軟剤、接着剤などに使われます。食べたり、飲んだりすると肝、中枢神経系、腎への毒性があり、死亡例では、下痢や嘔吐が続き、最終的には腎不全に至り死亡するケースが多いといわれる有毒物質です。

検出量は微量で毎日使ったとしても健康に直ちに害が出ることは無いと言うことですが、毒物を摂取させられていると考えるとぞっとします。

また、「中国情報局」によれば、
特に問題が深刻なのはプラスチック製の弁当箱、椀やトレーで、原料に廃棄プラスチックが使われていたり、薬品が添加されているために、熱い食品や油を入れた際に有害物質が溶け出し、急性あるいは慢性中毒の原因になるという。胎児に奇形を生じさせる催奇性物質や発がん性物質も指摘された。とあります。製造コストの安い中国産の紙コップや割り箸などの使い捨て容器・食器を継続的に利用することで体の中に有毒物質が少しずつ蓄積されている可能性があるわけです。

現状のスーパー、コンビニエンスストアなどで利用されている食品容器の大半は国産で、中間に再生材を利用することはあっても、食品に接触する表面にはバージン材(再生材ではない材料)を利用しています。これは、原反シート成型時に出る端材を粉砕したものを再溶融したものであり、密閉された製造建屋において200〜300℃で成形されるため、雑菌や危険物質混入の可能性は低いといえます。使い捨て容器はコンビニで買いましょう。

中国政府関連部門は今後2年内に金属、紙、陶器製の食品包装、容器などに対して許可制を導入する方針だそうですが、それではあまりに遅すぎます。

さらに、読売新聞が伝えたところによれば、中国でレストランの紙ナプキンやつまようじに様々な病原菌が発見されたそうです。
発見された紙ナプキンは、回収したゴミを漂白したものが流用されており、製紙工場の作業員は「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言しています。色つきのナプキンの中には、漂白剤すら利用せずゴミを着色してごまかしただけのものもあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたということです。
一方、つまようじにかんしても、レストランやゴミ捨て場から回収したつまようじを水につけて汚れを落とし再包装した回収ようじも発見されており、大腸菌や結核菌、エイズウイルスが検出されたそうです。

私も武術での中国留学経験がありますが、むこうでは、もともと安全衛生の意識が非常に低く、口に付けるものにも関わらず、それによって他人が死のうが気にしない独善的な中華思想が蔓延しており、非常に怖いです。近年経済面では著しい成長をしていますが、まだ社会主義、発展途上国の悪しき側面が残っているといえます。日本で大騒ぎになった不二家事件なんて中国に比べたらかわいいものです。

段ボール入り肉まんは嘘だったそうですが、仮に本当でもさほど驚かないのが中国という国ですから、中国製品には気をつけましょう。

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