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液晶画面とメモリカードがあれば何でも電子ブックになるソフト

Bフレッツ

2009年03月22日



いまいち普及してませんよね。電子ブック。


最近は、「シグマブック」や「リブリエ」といった電子書籍用の専用ビューワーも
売ってますが、あまり普及してない感じがします。


やはり、「本」というメディアは良くできていて、デジタルツールでは、文庫本などの
手軽さと低価格を、なかなか越えることが出来ません。


分厚くて重い辞書何十冊もの情報を気軽に持ち歩ける、デジタルならではのメリットを
生かした電子辞書は、普及してますが。


そこで、様々な電子本ツールや規格を作ってきたボイジャーという会社が、電子本を読む
ためのソフトであった「T-Time」の新しいバージョン5.5に、面白い機能を搭載しました。


どんな液晶画面でも読めるように、
電子ブックを書き出す機能です。



具体的には、液晶画面があって、メモリカードが入っていて、画像を表示する機能が
付いているものなら、それが全て電子ブックを読むための端末になるのです。


いちいち電子ブックの専用ビューワーを買う必要はありません。




例えば、ケータイやiPod、SONYのPSPやデジカメなど、メモリカードに保存した画像を見る
機能が付いている端末なら、全て電子ブックになります。


これなら、好きな本をメモリカードに入れておくだけで、どこでも好きな場所で本が読めます。


電子本の規格が変わったら、ビューワーも使えなくなった、なんてこともありません。


普段は、ケータイやiPSPなどのメモリカードに数冊の本を入れておいて、本を読みたくなった時、
さっと表示させて、本を読むのと同じ気楽さで読書を楽しむことが出来ます。


T-Time5.5は基本的には無料のソフトです。


無料でボイジャーのホームページからダウンロードできて、テキストファイルやHTMLファイル、
電子書籍の標準フォーマットでもあるドットブック形式のファイルなどを、縦書きや段組など
自由なレイアウトで表示してくれるソフトなのです。


このT-Time5.5の有料版が、デジカメなどを電子本として使えるようにするための
ファイル書き出し機能を持っています。


無料版から有料版への移行は、ボイジャーのサイトから1,050円のライセンスキーを購入して、
入手したキーをT-Timeに入力するだけ。それで書き出し機能が使えるようになります。


T-Time5.5が開けるファイルは、html、txt、ttz、bookの拡張子が付いたファイルです。


ソフトの設定画面で、もう少し文字を大きくしたいとか、行間を開けたいとか、背景が白なのは
味気ないから背景に写真や絵を入れたい、といった細かい設定ができます。




縦書き・横書きの切替えもワンタッチです。


読みやすい書式を決めたら、後は書き出すだけです。


書き出すと、どうなるかというと、デジカメならデジカメが表示できる形式のフォルダなどが
自動的に作られて、その中に、ページごとに画像になった書籍データが保存されます。


要するに、本を1ページづつ、JPEGの画像にしてくれるのが、この書き出し機能なのです。


だから、写真などを見ることが出来る液晶画面付きのデバイスなら、どれでも、電子本を
読むツールになるわけです。


ボイジャーには、T-Timeとよく似たツールで「azur1.5」というソフトがあります。


このソフトは2100円のシェアウェアなので、30日以上使おうとすると、料金が発生します。


T-Timeとの大きな違いは、ホームページをURLを入力するだけで、そのまま表示できることと、
青空文庫というフリーの電子書籍サイトのデータを快適に読む機能が豊富に用意されていること。


テキストや電子書籍を読むならT-Timeを、ネット上の文章を読むなら azureを、というのが
大雑把な棲み分けです。


このazurにも、書き出し機能が付きます。つまり、azurを使えば、ブログやネットの新聞記事なども、
ケータイやデジカメ上で、縦書きで快適に読むことが出来るのです。


もちろん、写真なども、画面の大きさに合わせて表示されますから、画像が沢山あるホームページを
見るのにも役立ちます。


T-Temeやazureで書き出して楽しめる本があるサイトを紹介します




青空文庫

版権が切れた過去の名作をボランティアが中心にデジタル化。
無料で提供してくれるサイトです。


太宰治などの文学から、岡本綺堂の捕物帳、怪奇小説、海野十三のSF小説、国枝史郎の伝奇小説など4000冊を越える作品が用意されています。azureなら、ルビなども表示できます。




電子文庫パブリ

ここで販売されている多くの本は、ドットブック形式なのでT-Timeで読むことが出来ますが、書き出し機能には対応していません。ただし、光文社、祥伝社、徳間書店、双葉社、学研の五社は、テキスト形式の電子書籍を販売しているので、T-Time5.5から、デジカメなどに書き出すことが出来ます。そのラインアップは過去の名作から書籍は絶版になっているもの、最新作まで幅広く用意されています。




グーテンベルグ21

青空文庫が、日本文学の過去の名作を揃えているのに対し、こちらは海外の名作を中心にした電子書籍を販売しています。ディケンズ、スティーブンスン、サキといったイギリス文学や、バルザック、デュマといったフランス文学、マーク・トウェインやメルヴィル、ヘミングウェイといったアメリカ文学、千夜一夜物語や水滸伝、神曲などの大作。さらにはアガサ・クリスティーやエラリー・クイーンなどの黄金時代のミステリや、横溝正史の人形佐七捕物帳などの時代小説、落語まで、幅広いジャンルが揃います。テキスト形式での販売も行っているので、T-Timeでケータイなどに書き出して持ち歩くことが出来ます。




理想書店

ボイジャーによる、新しい書店の姿を模索する書店サイトです。ここでは、T-Time5.5での書き出し機能に対応したドットブック形式の電子書籍も販売しています。「書き出し」に対応しているかが一目で分かるのが便利ですね。ボイジャーも「書き出し」対応のコンテンツを増やしていこうと様々な用意をしているようなので、このページは常にチェックが必要です。


いつの間にか、液晶画面がついたグッズをいくつも持ち歩いているのが現代です。


ならば、その液晶画面に別の仕事もやってもらおうじゃないか、というのが、
今回紹介したT-Timeやazureの書き出し機能です。


この機能のおかげで、いつも持ち歩きたい本を、いつも手元に置いておくことが
出来るようになりました。


元は家のパソコンにあるのですから、電子本のデータがデジカメやケータイの
メモリを圧迫するときは、消してしまえば良いのです。


後で必要になったら、家のパソコンからT-Time5.5経由で、データを入れれば、
また本は復活します。


デジカメやケータイの液晶画面が、必要に応じて本になるというのは、
とても便利で、かっこいいですね。




Posted by 相方さん at 18:00│Comments(0) 新製品
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