「古式行列」を見てきた
2008年11月09日
先週の11月1日に、琉球国王の寺社参詣を再現した古式行列が
首里城周辺で行われるというので、行列が通る首里の
龍譚(りゅうたん)通りまで見に行ってきました。
古式行列は、第43回琉球王朝祭り首里(主催・首里振興会)のメーンイベントで、その昔、正月三日に国王が国民の幸せや五穀豊穣を祈願して、三か寺(円覚寺、天王寺、天界寺)に参詣をした初行幸を再現したものだそうです。
国王や王妃、王府の役人などに扮した約300人が、首里城正殿を出発し、
龍譚通りを鳥堀交差点まで練り歩きます。
先導役、諷中門(ウテーナカジョウ)の「ウシュガナシーメーヌ、ウトゥインドー」(御主加那志前様のお通りです)との厳かな口上を合図に、琉球王朝時代の摂政や三司官、女官が続きます。
独特の音色の、“路次楽(ろじがく)”という中国から伝わった音楽を
演奏をする一団。
楽器もそうですが、サムレー(侍)が持つ武器も中国の武器に良く似ていて、
昔の交流の影響を窺わせます。
サムレーの身分は、頭に被った鉢巻の色でわかるそうです。
国王の「御轎(ウチュウ)」。国王が乗る最上の金張りの
駕籠のことで、当時は中国から購入したそうです。
国王、王妃に扮しているのは、先日国際通りで
行われた「琉球王朝絵巻行列」の時と同じ人だと思います。
古式行列の後からは、首里地域の各自治会による
祝賀パレードが続きます。
小さな子供達もエイサーに参加しています。
「首里音頭」だそうです。
あっ、翁長(おなが)那覇市長だ。
そういえば来週は那覇市長選挙ですね。
赤田町自治会の弥勒(みるく)。
各自治体の旗頭が続きます。
古都・首里は現在19町、41自治会があります。
1957(昭和32)年、旧首里市が、旧真和志村、小禄村とともに
県都・那覇市に合併したときも、地名の首里は「那覇市首里○○」として
温存されました。
戦前の十九の町名……
1.赤田 2.崎山 3.鳥堀 4.石嶺 5.久場川6.平良 7.大名 8.末吉
9.儀保 10赤平 11.汀良 12.当蔵 13.大中 14.桃原 15山川
16.池端 17.真和志 18.金城 19.寒川
の各町はそのままの行政区分で残されました。
そして、住所を表記するときは、たとえば赤田町なら、
「那覇市首里赤田町」と王朝古来の首里の地名と町名が併記されるのです。
ちなみに歌手の安室奈美恵さん、知念里奈さんは
首里出身ですね。
末吉の森で名高い末吉町自治会の獅子舞。
琉球王朝祭りはこのあとも、名物の龍潭仕掛け花火などが行なわれました。
総勢6万人の人出だったそうです。
見るもの、聞くもののすべてが異国情緒にあふれ、
ここ沖縄が百数十年前までは日本とは別の国、琉球だったことを
実感できました。
Posted by 相方さん at 17:00│Comments(0)
│沖縄生活


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