てぃーだブログ › 相方さんが行く › 新製品 › Intelの次世代CPU「Nehalem」(ネヘイレム)

Intelの次世代CPU「Nehalem」(ネヘイレム)

2008年01月11日



今年(2008年)後半までにIntel(インテル)から次世代CPU(中央演算処理装置)の本命とされるNehalem(ネヘイレム、ネハレムもしくはネハーレン=開発コードネーム)が登場するとか。

現在最速のCPU、Intel Core 2 Duoプロセッサは、65nm(ナノメートル)プロセスで製造されています(1nm=0.000001 mm)。以前は90nmでした。

CPUの処理速度はクロック周波数で主に比較されます。他の要素を抜きにして単純に言えば、この数値が高いほど、処理速度が速いということになります。また、この数値が高いほど、消費電力が多くなります。

Intelは90nm世代で消費電力の増大に苦しみ、最近でもCPUの動作クロックは2GHz台で伸び悩んでいました。仕方なく同社はCore 2 Duoのように、コア数を増やすことで性能を向上していました。(ハイエンドモデルでは、Core2 Quadという、CPUが4つある機種もあります。)

Intelはムーアの法則通り、約2年ごとに新たなマイクロアーキテクチャを開発する計画予定で、新しい45nmプロセスの製造技術による、開発コード名「Penryn(ペンリン)」と呼ばれているCPUを、この春ハイエンドから逐次投入し、主力モデルまでを一気に切り替える予定だそうです。

Penrynは機能的には従来のCPUからそれほど大きな変化はないものの、新しい45nmのプロセスで製造することにより、消費電力が劇的に下がりました。

その結果として、動作クロックを上げる余裕が出てくるというわけで、今回、Penrynでは再び3GHz越えを実現することが明言されました。

45nmの製造技術が成熟した2008年末頃に同社は、プロセッサの設計により大きな変更を加えたNehalemというコードネームの新マイクロアーキテクチャを導入する予定だそうです。

Nehalem(ネヘイレム)の特徴
・長年続いたソケットLGA775とは異なる形状に変わる。
・クアッドコアが最適化され、Core2 Quadよりも省電力で高い性能向上が期待される。
・毎秒1兆回以上の浮動小数点演算を行えるようになるという。
・メモリコントローラが内蔵され、これまでAMD CPUに劣っていたメモリアクセス性能も向上する。
・PenrynはConroeの改良版で、基本設計はほぼ同一のものだったが、Nehalemは全く新しい設計の革新的なCPUとなっている。
・最大8コア(オクタコア)
 (オクタコアのNehalemではなんと16スレッドを実行可能、使用用途は?)
 (1コアあたり2スレッド実行可能とか)
・FSBではなく”CSI”というチップ間接続バスを採用。
 (FSBはパラレル接続で、CSIはシリアル接続で、簡単に言えば転送速度が劇的に速くなる。)
・DDR3メモリコントローラを統合(AMDのCPUと同じですね。)
・一部モデルでGPUコアを統合
・ハイパースレッディング復活
 (CPUコアを仮想的に2つに見せて効率的に命令を実行する機能)
 (Pentium4(NetBurst)に搭載されていましたが、Core2からは消えていました)
・共有L3キャッシュ搭載
 (現在のCPUのほとんどはL1、L2の2段階のキャッシュを搭載していますが、
  NehalemではL3までの3段階のキャッシュを搭載するようです。)
・GPU統合版と非統合版の2種が用意され、統合版は外部グラフィックなんか要らないようなエントリークラス向けの製品用のようです。



簡単に言えば、省電力でデータ処理も転送も劇的に速く、1度に16個もの命令を同時に処理でき、外部グラフィックもいらない優れたCPUのパソコンが登場する、ということのようです。

Nehalemはまだ開発中なので、企業秘密であり、Intelの担当者はまだ情報を小出しにしている状況です。Nehalemを解説する本やweb等の情報も、他企業の開発者やPC専門家の予想的な評論ばかりで、専門用語が多く、非常に難解です。

Intelのオッテリーニ社長は、45nm製造技術によるコード名「Nehalem」を2008年に、32nm製造技術によるコード名「Gesher」を2010年に投入すると言っています。

開発コードネームは変な名前の物が多いですが、"Penryn(ペンリン)"はカリフォルニア、"Nehalem(ネヘイレム)"はオレゴンの町の名前だそうです。

製品化されたらどんな呼ばれ方をするのかはわかりませんが、Core 2 Duoでもストレスを感じるハイエンドユーザーの方は、パソコンの買い換えは今年末頃がいいようです。

2010年頃のパソコンは、どんな外観になっているのでしょうか。


タグ :新製品

◆ この記事へのトラックバックURL

http://aikata.ti-da.net/t1900454
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい